(関東鉄道) 佐貫→竜ヶ崎 自動券売機券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和49年3月に発行されました、「佐貫→竜ヶ崎」の自動券売機券です。

 

 

無地紋で表面は薄茶色、裏面は白色の原紙が用いられています。

 

「関東鉄道株式会社七十年史」によりますと、昭和44年12月10日に関東鉄道初の乗車券自動券売機を竜ヶ崎線佐貫駅に設置と記載がありますので、恐らくは当該の自動券売機で発行された券と思われます。

 

券面記載事項が不鮮明ですが、インク式では無く複写式の印字と思われ、この券は小児用として発行されておりますが、記載された運賃は大人運賃併記では無く小児運賃のみとなっており、「佐貫→入地」の大人用と小児用、「佐貫→竜ヶ崎」の大人用と小児用の4種類の原盤が用意されていたのかも知れません。

 

左下の印字が欠けている部分には、「発売当日限り有効」と「下車前途無効」が印字されるものと推察され、右下の発行箇所は「◯自 佐貫駅発行」と印字されているように見えます。