TOMIXのマニ50をゆうマニに改造する加工作業も終盤を迎え、塗装の検討をすることにしました。構想段階で入手していた専用デカールを貼って仕上げる予定で進めてきましたが、デカールの色合いがネット上で見る実車写真と少し違うような気がしてなりません。そこで、ホビーセンターカトーから以前に販売されていた特製品のゆうマニタイプ(KATO製マニ50の塗替品)を入手して、比較してみることにしました。
ねずみ色1号(GMスプレーのNo.6)で下塗りした加工中のゆうマニ(左側)と、特製品のゆうマニタイプ(右側)です。加工中の車両の屋根は、下塗りしたこの色をそのまま活かすつもりでしたが、特製品の屋根色はかなり明るいグレーに塗られていました。
デカールの上に、特製車両を載せてみました。デカールは紫色の色合いが濃く、かなり違って見えます。デカールにはルーバーが印刷で表現されていることから、加工中のゆうマニにはルーバー表現の加工を一切していません。デカールの使用を止めて、塗装する場合には、改めてルーバー加工をしなければならず、非常に悩ましいところです。
もう一つ気になる箇所として、双頭カプラーの取付方法・突出具合・高さがあります。
上側が特製品、下側がカニ24用のカプラーセットを装着した加工中のゆうマニです。双頭カプラーの取付方法は、同様のボディマウント式ですが、特製品では一回り小さい取付ベースが採用されています。
突出具合は殆ど変わりません。
KATOのEF81 JR東日本色・双頭連結器付(3066-4)と連結した特製品で、カプラー高さは綺麗に一致しています。
加工中のゆうマニでは、高さがまだ少し低いので改善の余地がありそうです。連結面間隔は、ホロが付いている特製品の方が狭く見えますが、計ってみると殆ど変わりませんでした。
カプラーを取り外して比較してみると、ベース板の大きさの違いが明確で、外側の取付爪の間隔がカニ24用(右側)の方が広いようです。
床板に開けられたベース板の取付穴は、寸法・形状とも異なっていました。特製品(ベースのKATO製マニ50)に装着されているカプラーセットがASSYパーツとして市販されているのかすら判りませんので、当初の計画通りジャンパー線も表現されているカニ24用を使用することにします。
仕上がりイメージを考えると塗装で表現すべきですが、程々に仕上げて仕舞わないと放置されて仕掛り状態から抜け出せませんので、今回は当初の計画通り、デカールを貼って仕上げることにしました。なお、デカールの色合いが濃い目なので、屋根色も濃い目のねずみ色1号のままとします。遠目で見れば、違和感も薄らぐのではないでしょうか。
【関連記事】
TOMIX マニ50をゆうマニに改造(再検討)