台風一過の廃線駅【西延岡駅】 | 鉄道模型なまけ日記

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鉄道趣味だけじゃなく、釣りに行ったり、温泉に浸かってみたり、知らない土地に行ってみたりと日々を楽しく過ごしてます。

台風が過ぎても、暑さがおさまらない毎日が続いています。
少し気温が下がった夕方、2005年の台風14号の影響で一瞬にして歴史の変わった廃線の駅を訪れました。
西延岡駅、国鉄、JRと生き抜いた日本最古のキハ20 41が停車していた駅です。
ホームへの階段横に今は使われない朽ちた木製ベンチが寂しく佇みます。
TR高千穂鉄道として使われていた経緯もあり、思ったよりきれいに駅名標が残っていました。隣の延岡は始発駅、行縢(むかばき)は行縢山の登山道入口にある駅でした。
前面の道路も車はまばらで田舎の夕日に照らされる高千穂方面
毎日のように旧型気動車が走って、後のTR高千穂鉄道に引き継がれたのでした。
高千穂線が高森まで無事に延伸していたら熊本と繋がり残っていたんじゃないかと勝手に想像したり。
地域の期待を受け第三セクターとして開業したTR高千穂鉄道も台風の影響で廃線に追い込まれてしまいました。

延岡方面
この先富美山のトンネルをくぐり、こちらも今はなき旭化成レーヨン貨物線と平行しながら延岡駅に到着する感じです。

駅ホーム正面
なんとか駅の跡地とわかりますが、もうここに列車が走っていたのを知らない世代がこれから多くなるんだと思います。

入口横に残っていた建屋、西延岡通信配線室の表記がありました。

自家用車の増加の変化の影響もあったのでしょう。
ただ、高千穂峡など観光地への公共交通機関が乏しいのも事実。
そんなこんなで、台風後の廃線駅探訪でした。

椎葉村の崖崩れに巻き込まれた建設会社、後で話を聞きましたが叔父の同級生の自宅でした、捜索活動が始まっているそうですが、切に無事をお祈り致します。