ヨークからスカーボロへ
イギリスのヨークからスカーボロへ行った。サイモンとガーファンクルの「スカボロ・フェア」の歌は知っていたが、それがイギリスのヨークの近くだとは知らなかった。
1991年、この頃はまだイギリスも民営化前で国鉄(British Rail)の時代だった。電化されているのは、ロンドン周辺と一部の幹線だけで、ディーゼルのインターシティがたくさん走っていた。
ヨークからスカーボロへ行く線は幹線から分岐したローカル線で、もちろん非電化である。短いディーゼルカーの列車だった。
スカーボロは北海に面した終着駅である。駅舎の中央には時計塔がある。駅構内の線路の間にも草が生えているので、少しびっくりした。
北海に面した崖の上のホテルから海とスカーボロ城の廃墟が見えて、眺めのいいところだった。アン・ブロンテの墓もこの街にあった。
スカーボロ駅 イギリス国鉄 英国 ノース・ヨークシャー 1991年8月