みなさんこんにちは。今日の話題です。

 

 

5年後の2025年に開催を控えた「関西・大阪万博」ですが、その「公式ロゴマーク」がついに決定した…という話題を、先日お送りしました。

 

 

朝日大阪朝刊 2020(令和2)年8月26日付け 1面より。

これまで見たことのない奇抜なデザイン!ということもあってでしょうか、さっそく?ネット上などでは話題になっているようです。


まさかここまでバズるとは想像していなかったのですが、ひょっとするとそれが狙いのひとつやったんかな?などとも感じる今日この頃です。

 

 

ところで、「万博の公式ロゴマーク」と言いますと…

部屋の片づけをしていますと、ちょうど半世紀前に開催された、あまりにも有名な元祖「大阪万博」のロゴマークが入った、このようなものが出て来ました。

どうしても重ね合わせてしまいますが…

 

万国博輸送の一端を担った「阪急電鉄(当時は京阪神急行電鉄)」で、万博前年の1969年にデビューした「3300系」という車両に、当時取り付けられていた行先表示器を再現した「ミニミニ方向幕」なるものです。

これがちょっと興味深いものなので、取り上げてみたいと思います。

 

 

「方向幕」というので、ミニチュアと言えど、実際と同じような仕様になっています。

シャフトに取り付けられたつまみを回すことにより、方向幕を動かすことが出来るというシロモノです。

 

 

こちらは「保育社」から発行されていた「カラーブックス」というシリーズ本、「阪急電鉄」のものです。

鉄道関係のものが多数存在していまして、小さい頃に祖母や両親に買って貰っていたのを思い出します。幾度も読み返してました。

 

 

 

それを久しぶりに繰って行きますと、くだんの方向幕を搭載した「3300系」の姿がありました。

表示は「動物園前(大阪市浪速区)」。乗り入れしている「大阪市営地下鉄(現在はOsakaMetro)堺筋線」の終着駅でした。

 

 

もともとその「3300系」は、1969(昭和44)年12月に開業した「地下鉄堺筋線」との相互乗り入れのために製造されたものです。


逆に、地下鉄は阪急の「北千里駅(大阪府吹田市)」と「高槻市駅(たかつきしえき、同高槻市)」まで乗り入れたのですが、大阪・千里丘陵で開催された「日本万国博覧会」会場を近接して通るということで、開催期間中には「北千里駅」の南隣に「万国博西口」という臨時駅が設けられ、大阪市内から万博会場までの大輸送網の一端を担うことになりました。

 

 

一方、大阪市が準備した阪急乗り入れ用の車両はこの「60系」。

大きな正面窓が特徴的なもので、期間中には「3300系」とともに輸送の任に当たりました。いずれも淡路(大阪市淀川区)にて。

 

 

それでは、くだんの方向幕の中身を拝見して行こうと思います。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。