極寒の夜の街
花火イベントは中止になりましたが、阿寒湖温泉街は夜でも楽しめるらしいので、とりあえず外に出てみます。
雪に包まれた夜の街…
なぜだかわかりませんが、雪が積もっているだけですごく印象的になりますね…
寒さに震えながら街を散策。
道路脇に熊の雪像がありました。
いろんな雪像が10mおきくらいに並んでいました。
この熊、個人的にかわいいな~と思ったものです。
もちろん基本の雪だるまも設置されていました。
観光地につきもののジブリ専門店(笑)
オオカミの遠吠え響くアイヌの村
宿から歩いて数分、先ほどバス車窓から見た「アイヌコタン」という場所にやってきました。
アイヌコタンとは、北海道の先住民アイヌの方々の住む集落のこと。
ここ阿寒湖アイヌコタンは北海道最大のコタンで、30戸120人が暮らしているとのこと。
お土産物店などが並ぶ観光地となっています。
きれい…!
「オォーン…オォーン…」となぜかオオカミの遠吠えのような声が流れていく中を歩いていきます。
アイヌコタンの中は建物も周囲のものとは一味違う感じ。
雪が積もっているということもあって、非日常感たっぷりです。
入り口から奥に向かって坂になっていて、一番上ではフクロウがこちらを見下ろしていました。
さらにその奥には、アイヌの昔の住居を再現した建物もあります。
昼間なら中に入れたのでしょうが、夜は夜で雰囲気ありますね。
こちらはアイヌの丸木舟。阿寒湖でも使われていたのでしょうか…?
その奥には阿寒湖アイヌシアター「イコロ」があり、ちょうど阿寒ユーカラ「ロストカムイ」が上演されるところでした。
「ロストカムイ」は明治時代に絶滅したエゾオオカミをテーマとしたもの。
だからアイヌコタン内でオオカミの遠吠えみたいな声が流れていたのですね。
イコロの近くの電話ボックスは雪に埋もれていて使用不能になっていました。
私にとってはこれもすごく珍しい光景です…
それでは、宿に戻ります。
その途中で、「民芸のえぞりす」というお店に立ち寄りました。
自然木をたっぷり使った特徴的なお店。
店内には所狭しと木彫りの小物が置かれていて、見ていて飽きないですね~
せっかくなのでお土産にふくろうの木彫りを買いました。
愛嬌のある顔がかわいいです。
強風吹き荒れる夜の阿寒湖
宿に戻る前に、阿寒湖に行ってみることに。
ということで、宿の前の阿寒湖。
暗くてよくわかりません。
そんなことより、湖畔に立つとゴォォォッ…!とすごい風が吹き付けてきます。
フラッシュを光らせてみるとこんな感じ。すごい吹雪でした…
せっかくなので持ってきた温度計を置いてみます。
針はゆっくりと下がっていき、最終的にはマイナス6℃を指しました。
強風が吹き付けているので体感的には-10℃を下回っているのでは…
ずっと屋外にいると遭難しかねないのでさっさと退散して暖かい宿に戻ったのでした。
北海道の寒さを身を持って知った1日目はこれで終わり。
次回は2日目の様子をご紹介します。
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