[ 国立公園鉄道の探索 ]
上川駅(石北本線)から大雪展望台へ
北海道の中央部に位置する「大雪山国立公園」は、226,764haの指定区域を有する広大な国立公園です。
様々な角度からこの公園の山岳風景を望むことができますが、石北本線の上川駅から約1kmのところにある
「大雪展望台」からもなかなか素晴らしい眺望を味わうことができます。
上川駅も、北海道の駅らしく、平面的にどっしりとしており、独特な趣があります。
駅前には大きな広場があります。
駅から、大雪山系とは反対側の丘に、大雪展望台が見えました。直観的に「あそこに行けば好い景色が見られる」
と思ったのでタクシーに飛び乗りました。
この丘には、「上川公園」もあり、その尾根の一角に大雪展望台があります。
石狩川の低地と、エチャナンケップ川の低地に挟まれた丘が一番細くなった部分にあります。
「エスポワールの鐘」と名付けられた大きな鐘が、屋上に据え付けられています。
塔内には、エレベーターは設置されていないため、階段で登ることになります。
石狩川の低地に開けた上川の町の彼方に大雪山系が遠望できました。
この展望台を乗せた丘陵が、上川の町の北側をしなやかに区切っています。
前景に石狩川の低地帯を挟むと、いっそう雄大に感じられます。
石狩川は、ここから大雪山系に谷を刻みながら分け入り、その先に名勝・層雲峡が控えています。
「大雪展望台」からは、大雪山系以外にも、複雑な起伏を連ねる大雪北麓の山々を遠望することができます。