小田原駅から電車に乗り、箱根湯本駅に到着しました。
ここから強羅方面へ向かいます。
ここから乗車するのはモハ2形108号車+モハ1形104-106号車の3両編成。
かなりの古豪です。
ちなみにこの車両、冷房はおろか、扇風機すらありません。
窓を開けても停車中はかなり暑い…。
箱根湯本駅を出た列車は、前回の最後に見た80‰の勾配を上り、3つほどトンネルを抜けると塔ノ沢駅に到着。
ここは無人駅です。
車掌さんが集札を行っていました。
駅前の道を歩き、山を下ると国道138号に出ました。
箱根駅伝のコースになっている道路で、早川を1回渡ると中継でもよく耳にする函嶺洞門がありました。
汗だらだらになりながら山を登り、次の列車で大平台駅へ向かいます。
ベルニナ急行色の1000形。
塔ノ沢駅を出て、トンネルを2つ抜けると出山鉄橋という鉄橋を渡ります。
今度来たときは出山鉄橋を渡る列車を向かいの橋から見てみたいですね。
さらに2、3分走ると最初のスイッチバック、出山信号場に到着。
信号場なので降りることはできません。
ついさっき渡った出山鉄橋がここから見えました。
いままで走ってきた線路と別れ、大平台駅へ勾配を登っていきます。
そして3か所あるスイッチバックの中で唯一駅になっている頭端式ホームの大平台駅に到着。
次の列車を待っていると反対方向の列車がやってきました。
2本あるうちのもう1本の1000形で、運転再開のヘッドマークが付けられていました。
「再開」が「再会」になっているのがいいですね。
そして、乗る列車は2000形2両と3000形「アレグラ号」による3両編成でした。
駅を出て、急勾配を上がると、最後のスイッチバックである上大平台信号場に到着。
ここから強羅駅までは箱根湯本を出たときと反対向きに進みます。
途中、交換はしないものの仙人台信号場に停車し、半径30メートルのとても急なカーブなどを通り、宮ノ下駅へ。
わずか10分で100メートル上ってきました。
駅前の通りから線路際へ分かれる小道があったので、1本待って写真を撮ることにしました。
むりやり80‰の勾配標と絡めて。
3000形+3100形オール「アレグラ号」の3両編成。
すごく花粉症に効きそうな編成。
乗りたかった~。
次に来た列車は3両編成、氷河特急塗装の2000形。
前回入生田駅で見た車両でした。
ここから先は昨年の台風で大きな被害を受けた区間で、復旧工事の跡がいたるところで見られました。
そして小涌谷駅に到着。
駅近くの踏切からも線路が新しくなっている様子が。
次に来たのは3000形「アレグラ号」2両。
対向列車との待ち合わせのためしばし停車。
R30のカーブを縫うように走り、強羅駅の1つ手前、彫刻の森駅に到着。
珍しく列車交換のない駅で、ホームも片側のみ使用。
名前の通り、「箱根 彫刻の森美術館」が近くにあり、そこへ向かうであろう人が多くいました。
先ほどの列車が戻ってくるので踏切で撮り鉄。
いよいよ最後の区間となりました。
最後は一番最初に乗ったモハ1形+モハ2形の列車で強羅に向かいます。
最後にお見送り。
箱根湯本から450メートルほど標高が高い強羅駅。
天気がいまいちなのもありますが、かなり涼しく感じました。
小田原駅から箱根板橋駅以外すべて降りてみても3時間半ほどで到着しました。
本数もそこそこあるので乗り鉄もしやすい路線です。
次回はここからケーブルカーの旅です。
ご覧いただきありがとうございました。