8月31日(月)

神奈川県の小田原から箱根湯本、強羅を経て早雲山に至る箱根登山電車箱根登山ケーブルカー

昨年の台風で被害を受け、長期運休をしていた箱根登山電車が今年の7月、運転を再開しましたクラッカー

強羅まではかなり前に乗ったことがあったのですが、久しぶりに乗りに行ってきました。

 

今回使用したのは「1日乗車券トコトコきっぷ」。

小田原~早雲山までの鉄道が1日乗り降り自由です。

 

小田原駅の箱根登山電車のホームへ行くと赤い1000形こと、スイス・レーティッシュ鉄道ベルニナ急行色の小田急1000形が停車していました。

 

 

箱根登山電車運転再開に際して、8月いっぱい、普段は箱根登山電車の区間でしか使用されないこの赤い1000形が小田急全線を走ったことでも話題になりましたね。

 

この電車に乗り2駅、風祭駅で降りることにしました。

 

 

風祭には小田原のかまぼこの老舗、鈴廣かまぼこがあり、鈴廣蒲鉾本店、鈴なり市場が駅と直結しています。

それと道路を挟んで反対側には「えれんなごっそCAFE107」があり、ここに引退した箱根登山電車モハ1形107号が保存されています。

 

 

 

昨年から展示開始ということで保存状態も良いです。

箱根駅伝の小田原中継所がすぐ隣にあり、今年の中継でチラチラと映っていたのを見た方もいるかもしれません。

個人的にはそっちにばかり目がいってしまいましたが。

 

 

線路がすぐ近くを走っているのでロマンスカーとのツーショットも。

 

サッと見て戻ります。

 

次の電車の前にロマンスカー「はこね」が到着。

 

 

ここで列車交換のためしばし停車です。

小田原~箱根湯本間は全線単線、箱根湯本駅ホームは2線のみにも関わらず、各駅停車とロマンスカーが頻繁に走っているので各駅で列車交換をしたりするなど結構忙しそうでした。

 

 

風祭駅を出て、次の入生田駅で降ります。

 

 

列車交換のためしばし停車。

 

 

 

箱根登山電車のロマンスカーが乗り入れる箱根湯本までは狭軌、それより先は標準軌と、線路幅が違います。

なので今までは狭軌の線路幅でしたが、ここ入生田駅には箱根登山電車の車両基地があり、箱根登山電車の車両が乗り入れるため、入生田~箱根湯本間は三線軌条になっています。

 

 

こう見るとかなり幅の差があるのがわかります。

 

小田原方にある車両基地はホームから見ることができます。

 

 

先ほどのポイントの分岐側は狭軌しかなく、こちらは標準軌の分岐しかないなど、いろいろ珍しい構造を見ることができます。

 

 

では先に進みましょう。

 

 

入生田駅の次は箱根湯本駅です。

 

 

ここで運用が完全に分かれており、強羅方面への乗り継ぎ待ちで駅の外に出てみました。

 

箱根湯本駅を出ると一気に登山鉄道となり、80‰(1000メートル進むと80メートル上がる)というとんでもない勾配が続く区間になります。

アプト式の大井川鐵道には90‰の勾配がありますが、2本のレールと車輪だけで上る鉄道の中では箱根登山電車の80‰が一番の勾配です。

箱根湯本駅を出てすぐに最初の急こう配があり、早速80‰の勾配になります。

 

写真は箱根湯本駅に到着する列車ですが、その傾き具合がわかると思います。

 

 

 

次回はいよいよ箱根湯本から先の区間に進みます。

 

ご覧いただきありがとうございました。