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2020年9月3日、阪急伊丹線の5100系5118編成が所属する西宮車庫から正雀車庫へ回送されました。回送前日に4連化された6001編成が西宮車庫に回送されてきたことから、今回の回送は廃車に伴うものとの見方が出ています。もし仮に廃車となった場合は5100系で初となる編成の廃車、神戸線から「マルーン一色塗装」の編成がいなくなることになります。

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【解説:阪急5100系】
阪急神宝線系統の架線電圧が1500Vに昇圧された後に製造された5000系では、FS-369系空気バネ台車を採用し、その後に製造された5200系で阪急初の車内冷房が使えるようになった。5200系で得られたデータをもとに開発された車両こそ「5100系」である。
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5100系では次のような新機軸を採用した。
・ICを多用した三重系論理回路を採用し保守性を向上
・床下機器を京都線型の配置にするとともに弱め界磁制御の有効範囲を広げ、歯車比を高速型に
・下枠交差形パンタグラフを採用
これらの機能を採用することによって神戸線・宝塚線・京都線の3路線すべてで使用できる車両として製造時に3路線へと投入されることになった。
 
【5100系の現状】
5100系は現在、
8両編成(5100編成・5128編成・5104編成・5106編成):宝塚線
4両編成(5132編成・5134編成):箕面線
4両編成(5118編成):伊丹線
4両編成(5108編成・5136編成・5138編成・5146編成・5148編成):能勢電鉄
2両編成(5124編成・5142編成):能勢電鉄
2両編成(5102編成):休車
という状態で使用されている。 
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箕面線用の編成(5132編成)

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能勢電鉄用の編成(5138編成)

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