京阪電鉄60型「びわこ号」 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 ネットニュースの見出しには、時々騙されそうになる。
 「京阪電鉄のびわこ号が復活!」というタイトルを見て、一瞬、あの保存車を走らせるのか!と驚愕した人は私だけではあるまい。実際は復刻塗装車を走らせるというもので、現行の600形がびわこ号の塗装に変身するそうだ。
 京阪電鉄の60型については、あれこれ書くのが野暮なほど有名な電車だ。いずれ我が模型鉄道にも・・・ということで、数知れぬ仕掛り車両(不良在庫ともいう)のなかに入っている。
 手元にある模型は SHOP KIHA という新興メーカーの製品。いわゆるペーパーキットなのだが、近年の主流であるレーザーカットに背を向けて、昔ながらのカッターナイフを使った手作業による工作をモットーとしている。だから、製品の大半は展開図を印刷した型紙形式(ペーパーシートと呼んでいる)となっている。前面のおデコ部分などは積層方式で作る仕様だ。

 このメーカーでは、ペーパーシートを切り抜き、一応車体の状態まで組み立てたイージーキットというものも販売しており、今回の京阪60型はこちらのバージョンだ。ちょっとしたご縁があって、我が家に転属してきた。
 京阪60型は、年代によって形態や塗装が変化しているが、本製品は登場時をイメージしているようだ。ただ、個人的な好みとして登場時塗装は全く馴染みがないし、2両にダブルポールが搭載されているので、パンタグラフと合わせて出費が大きいのも難点だ。
 出来れば晩年の京阪特急色塗装にしたいのだが、前面窓を改造しなければならない。しかし、ここまで組み上げられていると、かえって加工が難しい。というわけで放置されている。