こんにちは、今回の記事では先日購入したEH10用のASSYパーツを使い、手持ちの初期ロットのEH10のアップデートを行っていきたいと思います。
アップデート対象となるEH10。
品番:3005-1 EH10(購入日:2003年4月3日)
現在KATOから発売されているELとしては最も品番が若いです。品番が3005(305)のEH10は旧動力で首振りスカートですが私は所持しておりません。
簡単にアップデート前の姿を見ていきます。
車番は「61」を選択。数年前にかもめナックルカプラーに交換したので見た目はそんなに悪くありません。パンタグラフも交換してありますがEH10のパンタグラフではないものを取り付けてあります。
かもめナックルカプラーでの連結状態。
カプラー位置のバランスはそれほど悪くありませんでした。
ライト点灯状態。
写真ではわかりづらいですがオレンジ色に近い色です。
そして今回購入したアップデート用のパーツです。
品番:3005SG-A EH10ライトユニットA電球色(コンデンサー付)
品番:3005SG-B EH10ライトユニットB電球色(コンデンサー無)
品番:3005-1C3 EH10カプラーセット
品番:3020-2F EF58上越パンタグラフPS15
品番:3005D1-B EH10動力台車(タイヤ無)
品番:3005D1-A EH10動力台車(タイヤ付)
パーツ代だけで6000円位掛かってしまいましたので新品を1両購入した方が良かったかもしれません。
早速作業開始です。
まずはボディーの取り外しです。
左側のボディーに付いているテープは目印の為のもので特に意味はありません。
ライトユニット取り外し。
この時は大掛かりな作業になるとは思っていませんでした。
最終的にはここまで分解。
ここまで分解すると元通りに出来るか不安になります。
スカートの初期ロットと最新ロットとの比較。
左が初期ロット、右が最新ロットのスカートですが最新ロットのスカートはステップが大きくカプラー開口部上の出っ張りがありません。最新ロットのスカートにナックルカプラー(品番:Z01-0224)を取り付けると少し長くなります。
動力台車の比較。
左が初期ロットの動力台車、右が最新ロットの動力台車です。御覧の通り車輪の厚みが異なります。動力台車を交換しなくてもスムーズに走りますが最新仕様に少しでも近付ける為に交換する事にしました。
初期ロットの動力台車から最新ロットの動力台車に交換する時の注意点。歯車比が異なります。
左が最新ロットの歯車、右が初期ロットの歯車です。どちらの歯車もモーター側のギア(ウォームギヤ)と咬みあいますが最新ロットの動力台車を初期ロットの動力ユニットにそのままでは取り付けられないので初期ロットの動力台車の歯車を最新ロットの動力台車に交換する事で対応しました。
復元作業。
動力台車を取り付け、ライトユニットに付属の遮光板を取り付けます。
スカートの取付。
少し固くて中々嵌りませんでした。
モーター及びライトユニット組立。
モーター側のライトユニットはコンデンサー付、モーター無側はコンデンサー無となっています。
今回発売のEH10の一部はこの部分に組立間違いがあったそうです。
モーターの集電シューがライトユニットの上にくるのが正しいようです。
整備完了。
パッと見た感じではアップデート前とそんなに変わっていないような感じです。カプラーが少し前に出てしまったような感じです。パンタグラフは変えようと思いましたが暫くはこのままでいこうと思います。
走行チェック&ライトチェック。
問題無く走りました。ライトは電球色で明るく点灯します。
パーツ代だけでもかなり高くなってしまいましたが暫くは我が鉄道で活躍してくれそうです。今回の記事は以上です。御覧頂きましてありがとうございました。
おまけの画像。
10年位前に撮影したアップデート前のEH10。
カプラーがKATOカプラーアダプターとなっています。
比較的最近撮影したアップデート前のEH10。
実車のEH10は1981年(昭和56年)に引退しました。丁度185系と入れ替わるような感じですが私はEH10の走行シーンを見た記憶はありません。その事が残念でならないのでいつかは東淡路南公園で静態保存されているEH10を見に行きたいと思います。それにしても東淡路南公園のEH10は京都鉄道博物館で展示してほしかったです。