こんにちは、railnikyです!
今回はJR西日本の終電繰り上げ予測の3回目、JR神戸線上り列車についての【前編】です。
「JR神戸線」の下り列車の予測をまだ読んでない人は、ぜひ読んでみてください!
↓こちらから読めます
第1回「JR神戸線下り列車の終電繰り上げを予測してみた!」(前編)
第2回「JR神戸線下り列車の終電繰り上げを予測してみた!」(後編)
では、今回のテーマに参りたいと思います。
●今回の目次
・1時台まで運転されている列車
・西明石発→大阪行き最終について
・姫路駅→加古川・西明石方面への最終について
・まとめ
【上り:姫路・神戸方面→大阪】
現在、下りは1時台まで運転されている電車が7本あります。
大阪駅の発車時刻順に並べると、
大阪23:34 快速 姫路行き (米原21:39発→姫路1:06着)
大阪23:57 普通 西明石行き(京都23:09発→西明石1:07着)
大阪0:00 新快速 姫路行き (野洲22:59発→姫路1:08着)
大阪0:13 普通 西明石行き(高槻23:46発→西明石1:23着)
大阪0:25 新快速 西明石行き(野洲23:25発→西明石1:10着)
大阪0:28 普通 西明石行き(京都23:33発→西明石1:38着)
この6本に加えて、
西明石0:50発→姫路1:24着の普通姫路行きが運転されています。
では、JR神戸線の上り列車で1時台まで運転している列車は何本あるでしょうか?
意外に思われるかもしれないし、都心に向かう列車だからある意味当然と言えるかもしれません。
上りは1本だけです。
最終の普通大阪行きです。
西明石0:02発
神戸0:30
三ノ宮0:35
芦屋0:51
尼崎1:04
大阪1:11着
この列車は姫路からの最終電車(姫路23:19発→西明石23:53着)から乗り継げます。乗り継ぎ列車があるため、残る可能性もあるでしょうが、都心の駅に1時を過ぎて到着するため、真っ先に削減対象でしょう。
鉄道ファン的には神戸止まりで設定してくれると興味深いのですが・・・というのも、現在山陽本線の上り列車で神戸駅止まりの列車はなく、すべて東海道本線に直通しているためです。
(下りは始発の西明石行きが神戸駅始発なので、山陽本線の0kmポストから始まる列車があります。)
ただ神戸駅止まりにすると、神戸駅では車両を留置できないので、どこかに回送する必要が生じ、現実的ではないと思います・・・
この西明石0:02発→大阪1:10着の普通大阪行きが消えると、姫路23:19発→西明石23:53着からの乗り継ぎができなくなるのですね。1本前の列車は・・・
ここで問題が生じます。
姫路駅の上り列車時刻表
(平日・現行ダイヤ)
・・・
22:35 新快速 野洲行き
22:39 普通 西明石行き
22:56 新快速 野洲行き
23:17 新快速 京都行き
23:19 普通 西明石行き(終電かつ、大阪まで到達可能)
この時刻表を見てわかると思うのですが、22:56発と23:17発と新快速が連続しています。新快速通過駅は神戸・大阪への終電が40分も繰り上がってしまうのです。
(土休日は姫路23:00発の普通西明石行きが運転されているので、終電繰り上げが19分で済みます。)
平日は、姫路23:00発に当たる列車は、加古川23:17発→西明石23:34着と短く運転されているのです。
なので、東姫路・御着・ひめじ別所・曽根・宝殿の各駅から明石以東への終電が大幅に繰り上がってしまいます。
上り列車は一切廃止しないのが一番考えるうえでは楽なのですが、今回の終電繰り上げを考えると、どうでしょうか。
2つの可能性を検討したいと思います。
❶姫路23:17発新快速京都行き、23:19発普通西明石行きともに時刻を数分繰り上げる可能性
23:17発の新快速、23:19発の西明石行きが、姫路で接続を受ける列車は以下の4本です。
播但線
寺前22:35発→姫路23:14着
赤穂線方面
播州赤穂22:36発→姫路23:07着
山陽線方面
岡山21:50発→姫路23:12着
山陽新幹線
鹿児島中央19:51発→(博多21:09発)→姫路23:08着(みずほ614号)
来春の終電繰り上げで在来線の3本には手を付けても、新幹線には手を付けないと思われるので、姫路23:15発以降で設定するという原則は変わらないでしょう。
そのため、姫路→加古川・明石方面の終電を繰り上げる❶の可能性はほぼないでしょう。
❷姫路23:17発新快速京都行きを、加古川駅まで各駅停車とする可能性
この場合、姫路駅の予想時刻表は
・・・
22:35 新快速 野洲行き
22:39 普通 西明石行き
22:56 新快速 野洲行き
23:17 新快速 京都行き(加古川まで各停)
23:19 普通 西明石行き?
●メリット
・東姫路・御着・ひめじ別所・曽根・宝殿の各駅から、明石以東への終電の繰り上げを最小限に抑えられる。(今から考えると、2分繰り上げですね。)
●デメリット
・この新快速の大阪駅到着が現在よりも3分ほど遅くなる。
・23:19発の西明石行きを2分後に続行させるのか?
そこでさらに手を加えたいと思います。
●手を付ける2本
(現行)姫路23:19発→(加古川23:37)→西明石23:53着
↓
(予測)姫路23:00発→(加古川23:17)→西明石23:34着
(現行)加古川23:17発→西明石23:34着
↓
(予測)加古川23:37発→西明石23:53着
(↑加古川で姫路発最終新快速からの接続を受けます。)
加古川駅折り返し列車(加古川→西明石)と、姫路→西明石の列車の順序を入れ替えてみました。
こうすることで、東姫路・御着・ひめじ別所・曽根・宝殿の各駅の上り列車の運転間隔が40分開いている状態を解消できます。
23:17発の新快速が加古川まで各駅に停車させるのなら、23:19発の列車は丸ごと削減すればいいと思うかもしれませんが、そうもいきません。
というのも、翌朝の西明石発とするために運行されるためです。
23:19発の列車を23:00発に繰り上げて(運用的に)大丈夫なのかについてはrailnikyのひとりゴトで検討したいと思います。
加古川までの新快速通過駅(例えば東姫路駅)から大阪への最終連絡は
(現在)23:22発→西明石23:53着/0:02発→大阪1:10着
(予想)23:20発→ (乗り換えなし) →大阪0:26着
2分繰り上がることと、「加古川まで各駅停車」と不規則な停車駅になります。
2分繰り上がることはそれほど問題ないでしょうが、「加古川まで各駅停車」という変わった運用をJR西日本が実行するかが問題ですね。
メリットはそれなりにあって、東姫路・御着・ひめじ別所・曽根・宝殿の利便性の向上が見込めます。
具体的には、上り列車の運転間隔の改善(40分→21分まで縮小)かつ、停車本数+1本になります。
東加古川・土山・魚住・大久保の4駅については、明石以東への終電が現在の「加古川23:17発の西明石行き」になり、20分の繰り上げになりますが、これは致し方ないと思います。
新快速を西明石まで各駅停車にはできません。こうすると、大阪駅到着が0:30過ぎてしまいます。
個人的にはこれで予測したいと思います。
この姫路23:17発の新快速、主要駅の現在の時刻を書き出すと(上で予測したことはいったん反映させていません)
姫路23:17
加古川23:32
西明石23:42
明石23:46
神戸23:58
三ノ宮0:02
大阪0:23着/0:25発
高槻0:42
京都0:55着(止)
この新快速電車が消えてしまうと、姫路駅の大阪への終電が22:56になってしまうためです。
21分の繰り上げならいいじゃないか、と思うかもしれませんが、これはまずい理由があります。
山陽電車の終電よりも早くなってしまうのです。
山陽姫路駅から明石、神戸三宮への終電は、23:01発の尼崎行き直通特急です。
この列車に乗り遅れると、東二見までしか行けません。
山陽魚住~尼崎まで通過駅も含め、この列車が終電となるのが興味深いですが、今回は話がそれるのでこれ以上掘り下げません。
少なくとも、大阪駅までは、姫路23:17発の新快速京都行きを廃止しないでしょう。
【今回のまとめ】
●削減されると予測される列車 1本
西明石0:02発→大阪1:11着 普通 大阪行き
●時刻、停車駅など変更があると予測する列車 3本
(現行)姫路23:17発→大阪0:23着(現行ダイヤでは京都行き)
↓
(予想)姫路23:17発→加古川まで各駅停車(加古川23:34頃)→大阪0:26着
*JR京都線区間は別の回で検討します。
(現行)姫路23:19発→(加古川23:37)→西明石23:53着
↓
(予測)姫路23:00発→(加古川23:17)→西明石23:34着
(現行)加古川23:17発→西明石23:34着
↓
(予測)加古川23:37発→西明石23:53着
今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました!
後編に続きます。
お楽しみに。