アトリエリーフ73 系の製作(75) | 黄金色の電車工房から

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2019.8.15 yahooブログ「16番鉄道模型と鉄道写真の部屋」より移転してきました。
1/80真鍮キット工作の楽しみを広めるべく更新してまいります。
一応、旧型国電が専門です。


こんにちは。もう9月ですね。
今日も73系関連で色々と作業をしておりました。


まずはこちら。
同じ形式でも何番の車輌をどの時代設定で作ったとか、数が増えてくると共に流石に覚えきれなくなった為、これまでに製作した車輌をはじめてリスト化してみました。

わたし自身も過去の製作を参考するときに当ブログの記事を見返すのですが、どの記事でどの車輌を取りあげたか把握できていないので、だいたいのブログ記事番号を索引の意味で掲載しています。

この表によると、現在73系シリーズは製作中の2両を含めても意外にまだ19両目である事がわかりました。(委託されて製作した分が他に2両あるので、経験値としてはもう少し増えるかと思います。)


続いてはモハ72513-613の方のハナシです。

パンタ鍵外し機構を含め屋根周りのディテールがほとんど仕上がってきました。
上の写真は、車体中心に伸びる引張ケーブルを置いてみたら水平クランクの取付位置ミスが判明したときの様子で、このあと修正となりました。


ハシゴとか貫通扉とかつけてこんな感じです。
桟板までセットで再現されたアトリエリーフ設計の貫通扉を採用するのはこの車輌が初なので、今までよりグッと実感的になっています。
避雷器のてっぺんのバッテンも取り付け。


別アングルから。
このあと塗装前に車体側ジャンパ栓受を接着するので、連結面のディテールはより一層「密」になるはずです。


モハの方の車体は手すりをつければ生地完成ですが、床下周りを一から作らねばなりません。
ちなみにこの車輌、これまでで2両目のモーター組み込み車にしようかな、と考えています。

それから、キサゲか何か刃物で引っかいた傷を見つけました。(上写真)
ハンダで埋める必要があるくらい深く、こういうところで仕事を増やさないように注意しなくてはなりませんね。


続いてはクハ79310(西ナハ)の方です。
この車輌の客用ドアについては、模型としては強度的に不安な「二枚窓」タイプなので、中桟を曲げてしまわぬよう工作の終盤で取り付ける計画としています。

そういうわけで妻板取り付け時には上の写真のようなホールドができました。
これがズレるとなかなか修正が面倒くさいですから、しっかりした保持の体制は重要だと思います。


カンタンに箱になってくれました。
妻面のウィンドシル・ヘッダーについても前回作ったモハと異なり箱組み後の取り付けなので、この工程で邪魔になるようなこともありませんでした。

アングルもまだでグニャグニャなので、妻面と側の接合部を割ってしまわぬよう注意しなくてはなりません。


側面にドアもついていないのに、お面の方はディテールをここまで仕上げてしまいました。
屋根上の信号炎管もハンダ付が終わっていて、もともとシンプルなお顔なので、あとはもう手すりくらいです。

63系原型顔を3650mm屋根に押し潰したようなこのタイプのお顔の車輌をつくるのは初めてなので、なんだか見慣れないというか落ち着きません。

79310の工作は今日はこれだけ。


エコーさんにてPS13を一基買ってきました。
普段はエンドウさんの製品を標準としてウチの73系シリーズに装備しているんですが、今回は、以前から気になっていたIMON製のものにしてみました。


横から見たほうが違いがハッキリ分かるかと思います。
左がIMON製、右がエンドウ製です。
なるほど、これが500円の差というわけですね。
IMON製はバラけやすいというお話をよく耳にしていたのですが、触ってみて案外大丈夫そうなので安心しました。

パンタについては既にエンドウ製で揃えていく計画で6基程度購入しているのでこのタイミングでIMON製に切り替えていくつもりはありませんが、今回購入したものは「特別な一台」という点からウチのクモハ11に装備してやろうと思います。


いかがでしょうか。
精密ディテールの車輌には細いパンタがよく似合うと思います。

複数車の製作同時進行は、片方が少し行き詰まったり、洗浄中だったりしてももう片方の作業を進めることができるので、なかなか効率的ですね。
本日は以上です。