特急と急行の違い | 鉄道と仙南のイベントの事を語るブログ

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おばんでございます。いつも、ブログへ「いいね」をくださいまして誠にありがとうございます。今回は、特急と急行の違いの事をブログへ書いてまいります。

 

さて、4年前の3月の北海道新幹線が開業する前に、JR線の定期急行列車として最後まで残った「はまなす」の引退により、定期運行を行う急行というものは引退しました。急行列車というものは、新幹線が開業して以降、料金が不要(乗車券だけで乗れる)の快速列車へ格下げされたり、大衆化した特急列車へ格上げされたりして数を減らしていきました。そういった急行列車は、そもそも急いで行くための列車であり、普通列車の速達型という位置付けとされていました。

 

それに対して、特急列車というと、かつては、一般庶民が乗る列車ではなく、いわゆるお金持ちの富裕層やお偉いさんといった方が乗る「特別な列車」という位置付けでした。

 

かつての急行列車は、一般庶民が急いで移動するための列車という位置付けから自由席で、それに対して特急列車は富裕層やお偉いさんが乗る「特別な列車」という位置付けから全車指定となっていました。そのため、急行列車に乗る際に必要となる「急行券」には、急行の自由席に限り、身障者(身障者手帳1級)・療育手帳Aをお持ちの方と介護者とともに乗車、被爆者手帳のお持ちの方が乗車する場合の「福祉割引」、学生が利用する場合の「学生割引」というものが適用されていた。

 

それに対して、特急には、元々は「特別な列車」という事もあって、「福祉割引」や「学割」といったものは適用されていませんでした。

 

つまり、「急行列車」は「一般庶民が急いで移動するめの列車」という位置付けから、「自由席」が主体で「障がい者(介護者付き添いに限る)割引」「福祉割引」や「学割」というものが適用されるのに対して、「特急列車」というものは「特別な列車」位置付けから「指定席」が主体である事から、割引というものは、今ある「乗継割引」を除いては適用されない(「福祉割引」「学割」といった割引も適用はされない)

 

さらにいえば、指定席への乗り遅れ時でも異なっており、特急では元々は全車指定が基本である事を名残としているため、改めて「指定席特急券」を買い直しする必要がある、それに対して「急行」は「自由席」を基本としている事から、後続の「指定席」を利用する場合は「指定席券」を購入すれば利用できる(車内で指定席に空席があれば「指定席券」を車掌から購入する事も可能)

 

「特急」の指定席への乗り遅れ時→改めて指定席特急券を買い直しする必要がある

「急行」の指定席への乗り遅れ時→指定席券だけを買い足せば乗れる(「急行券」自体に指定席の効力というものは無いため)、グリーン券であれば、後続の急行の自由席グリーン車にも乗車は可能