R246を東へ向かい、丹沢山地に眠る廃バスへ向かいます。難読バス停"寄"へ向かいます。
コレで『やどりき』と読むのですねーびっくり
地名は歴史的な経緯や略称がそのまま定着したりしますが、この地の由来は1876年に東山家入7ヶ村(萱沼村、弥勒寺村、中山村、土佐原村、宇津茂村、大寺村、虫沢村)り合って成立したことより"寄村"が成立しました。由来には納得出来ますが、なぜ難読名を付けたのが気になりますプンプン名古屋の"御器所(ごきそ)"のように我々のようなヨソモノを識別するためでしょうか❓

我々口笛廃バス探索隊グラサンは"やどりぎ"を通り過ぎて更に奥へ奥へと向かいます。今回の旅先案内人:謎さんは更に奥地へと誘います。

登山道の入り口にクルマを置き、そこから300メートルくらい歩いた先に、今回の廃バス物件があります。


昼なお暗い森のなか。果敢にも先に足を踏み入れたのは息子でした。アラフィフのおっさんふたりの重戦車は後塵を拝しながら山道を軽やかに走る姿はまるでスズキジムニーのようです。謎さんは『ジュニア、ジュニア』と息子を呼びますが、まさかの日産ジュニアを指しているのでしょうか?

夏草生茂るなかに白い塊が…どうやら今回の目的のバスです。観るからに不気味な物件…。
折しも、亀梨和也主演の映画"事故物件 怖い間取り"が話題となっていますが
コレは…久々に怖い物件でしたガーン

三菱ふそうの中型バスです。これは"大自然の小さなバス"で触れた三菱B620Bの後継機三菱B623Eです。

三菱B620B荒凉とした高原のなかにありましたが、これはもう単なる"ホラー映画の怖いバス"です。
もちろん心霊物件ではない(多分…)ので、足を踏み固めて勇気を絞り出して調査開始ガーン
車体架装は呉羽車体工業です。テールランプはバス協型を使用し金網の形状と窓の枚数・寸法から三菱B623Eです。

三菱B623Eは1972年にB620Bからモデルチェンジした際に登場し、エンジンによりB622系B623系となりました。1974年に後継のMKが発売されるとB622系は生産中止となりB623系が引き続き生産が続きます。

自家用(渡辺)
三菱B623E(1977年)
神奈川県警内
2009年1月25日

車体架装は呉羽車体工業が担当し、1974年頃よりライトベゼルが丸形から角形に変わりました。

エンジンが6DS3から6DS7へ変更されたため後面の通気孔の形状がB620Bとは異なります。


前回撮影した時より10年余り、周囲は草木に覆われて車体裾は土に埋まりまさにこのバスは地に還ろうとしているのかも知れません。

バスバス今回の廃バスバス
⑧④自家用
三菱B623E(1977年)
神奈川県内

おまけ
このブログを編集しているのはバスでの待機時間ってコトが多いのですが…
バックカメラの画面に…
・・・・
to be Continued…?