8月21日、東武アーバンパークライン(野田線、UPL)を走る「アーバンパークライナー」に、柏から大宮まで乗りました。

その前の週に逆方向の「アーバンパークライナー2号」に乗車したのですが、柏から発車する「アーバンパークライナー」に乗りたいと思い、突撃してきました。

 

発車15分前に柏駅に到着。JR常磐線からUPLに乗り換えます。

 

「特急アーバンパークライナー」の表示がある

 

大宮行きの特急は2番線から発車します。

柏発の「アーバンパークライナー」は、3,14実施の改正の際に登場しました。そのときは柏発の1本のみで、現行ダイヤの「アーバンパークライナー5号」に相当する列車しかありませんでしたが、6.6のダイヤ改正で3本になりました。

 

乗り換えの間に特急券を確保。

 

特急料金徴収区間は運河まで

 

「アーバンパークライナー」の柏→大宮方面の場合、特急料金が必要なのは運河まで。途中流山おおたかの森停車で、所要僅か10分のみですが、それでも柏。又は流山おおたかの森からの乗客に着席機会を保障しようというものでしょう。

ところで、以前の記事(下記関連記事参照)で何故全区間で特急料金を徴収しないのかと述べたら、運河-春日部間が単線で列車の運転本数が限られ、現行の10分間隔ダイヤが限界であり、そのような中に料金を徴収する列車を突っ込んでしまうと、運河-春日部間では料金不要の列車の運転間隔が20分空いてしまう、だから「アーバンパークライナー」の全区間で特急料金を徴収するわけにはいかない、とするご意見を個人的に頂戴しました。なるほどそれは致し方なし。それなら「リバティ会津」のような取り扱いも…と思ったのですが、野岩・会津鉄道線とUPLでは利用客数が違うので、現実的ではないのでしょうか。

 

2番線で発車を待つ500系のご尊顔。

 

向こう側は10030系「ファミマ電車」

 

こちらが側面の行先表示↓

 

柏駅で見る表示は新鮮

 

柏駅ではこれまで定期特急列車の発着はなかったので(臨時や団体ならある)、定期特急の行先表示としては新鮮です。

 

車窓は割愛。

2番線から2038に発車すると、僅か5分で流山おおたかの森へ。ここで僅かな数の乗客を迎え入れ、2048に運河へ。ここから特急料金が不要になるためか、ここではかなりの乗車が見られましたが、それでも満席になるほどではありません。

この先は単線区間に入り、柏・船橋方面への一般列車と交換しながら進みます。もちろん、その間には少しずつ乗降があり、特急とは言いながらもローカル列車の趣もありました。これは以前の大宮→柏と同じです。

 

春日部で単線区間が終わると、途中停車駅が岩槻のみになりますが、同時にかなり特急らしい走りになります。これは単線区間を脱出して複線区間に突入し、列車の交換の必要がなくなったのも大きいのでしょう。

そして2130ころ、間もなく大宮到着のアナウンスが。以下の写真は車内案内表示装置ですが、日本語表示と英語表示の2点をノーキャプションで。

 

 

(いずれも自席に着席したまま撮影)

 

そして2132に大宮に到着。

 

着きました

 

快適な54分の旅が終わりました。

 

感想。

以前の逆方向の「アーバンパークライナー」乗車ルポの中では、何故全区間特急料金徴収対象にしないのかと記し、この日(08/21)の乗車時もそのように思っていたのですが、それは前述したとおり、運河-春日部間の線路容量から無理なようです。だからこそ、無料区間が柏発の場合運河以遠となっているのでしょう。運河-春日部間ではローカル輸送の一端を担っていることは、「東武時刻表」からわかりますが、確かにこれが抜けてしまったら、ダイヤにエアポケットが生じてしまいます。だから無料区間が長いのも仕方ないのでしょう。

この日はお盆明けの週末であるにもかかわらず、「アーバンパークライナー3号」の乗車率は高くありませんでした。まだ浸透していないのでしょうか? あるいは320円が勿体ないと考える層も多いのかもしれません。いずれテコ入れが必要になるような気がします。

 

この日は湘南新宿ラインと埼京線が遅れていたので、渋谷経由での帰宅を止め、上野東京ラインで新橋へ。新橋でまた夕食を…と思ったのですが、そのまま地下鉄で帰りました。

 

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