8月26日(水)

東海道線に乗り、降り立ったのは吉原駅。

 

 

ここから岳南電車という路線が出ています。

岳南電車は吉原から岳南江尾までを結ぶ全長9.2キロメートルの路線で、「工業地帯の中を走る路線」、「全駅から富士山が見える路線」として有名です。

そんな岳南電車に一日乗車券で乗ってみます。

 

ホームに停まっていたのは1両編成の7000形。

元京王井の頭線3000系の中間車に運転台をくっ付けた車両で、この7001号車は井の頭線色となっています。

 

 

吉原駅を出てすぐに東海道本線と離れ、東海道新幹線の高架をくぐり、進んでいきます。

 

まず降りてみたのは吉原駅から2駅の吉原本町駅。

 

 

ここは日中のみ有人駅です。

街中にある小駅といった趣。

 

 

 

どことなく伊豆箱根鉄道の三島広小路駅と雰囲気が似ている駅です。

 

しばらく待っていると吉原行きの列車がやってきました。

 

 

この日7001号車と共に走っていたのは2両編成の8000形。

1編成のみ在籍のこの8000形も元京王井の頭線の車両で、7000形より少し遅れて投入された車両です。

 

この列車で1駅戻り、ジヤトコ前(ジヤトコ1地区前)駅で下車。

 

 

なかなか変わった名前の駅で、ジヤトコの工場の前にあります。

かつては日産前という駅名だったそうです。

ちなみに、駅名も企業名もジヤトコと書いてジャトコと読むそうです。

 

ホームからは富士山が見えますが、あいにく雲が多く、はっきり見えず。

 

 

折り返しの列車で先に進みます。

 

 

途中、岳南原田駅で列車交換。

 

 

続いて降りたのは岳南電車随一のテツスポット、岳南富士岡駅。

 

 

岳南鉄道はかつて貨物輸送を行っており、その時使用していた機関車などが構内に留置されています。

 

 

 

ED501。

上田電鉄や小田急、名鉄を経てやってきた機関車。

この車両は運転台の前方に機器室があるのが特徴です。

 

 

ED291。

岳南最古参の車両で扱いにくさなどから他の車両に比べて一足先に引退してしまいました。

 

 

ED40は2両並んで留置。

左側のED403は日本大昭和板紙吉永の特別塗装が一部残っています。

 

その他にもワムが2両と、運用を離脱した7002号車も留置されていました。

 

 

 

さらにさらに、ここには岳南電車の車庫があり、7003号車が休んでいました。

 

 

たっぷり鉄分補給したあとはまた数駅戻り、次に降りたのは本吉原駅。

 

 

工業地帯の中を走る路線として有名な岳南電車ですが、この駅が一番それを感じられる駅ではないでしょうか。

 

 

駅の真裏に大きな工場があります。

ちなみに駅前にはTSUTAYAなどがあり、結構都会的な駅でした。

 

本吉原駅からの富士山はかろうじて頂上が見えました。

 

 

最後は終点の岳南江尾駅まで乗りましょう。

 

 

終点直前で新幹線をくぐり、岳南江尾駅に到着。

 

 

後ろに新幹線の高架が見えます。

 

 

岳南電車の最新車両、(京王5000系→)元富士急行1000系の9000系が休んでいました。

車内はクロスシートがあったりと、観光需要にも対応した車両です。

 

 

最後は無理やりですが東海道新幹線とコラボで〆。

 

 

今回で岳南電車は完乗ですが、まだ半分くらい降りていない駅があるので次回は全駅下車が目標ですね。

 

ご覧いただきありがとうございました。