軽便とナロー ニュアンスの違いだけではないような… | 模工少年の心

「風立ちぬ」に出てくる鉄道車両の話には、勝手な推測や、事実の誤りがあるのかもしれませんが、私の個人的な趣味の記事ですので、至らないところは、ご容赦いただきたいと思います。

 

鉄道ピクトリアルの古い特集シリーズで、私鉄車両めぐりという冊子がありますが、昭和以前のことにも触れられていて、少なくとも、それを参照してから記事にすべきだったかなと、考えています。

 

ブログをアップした後も上野鉄道の車両のことを調べていましたら、上信電鉄が改軌、電化する前の軌間762mm時代の車両についての情報がありました。

上野鉄道の蒸気機関車は、すべてタンク機関車で、開業時に3両が導入されたことに始まり、最終的には8両在籍しました。

7・8号機は、(大正5年)大日本軌道鉄工部製で、車軸配置はB、ドイツ・コッペル社のものとも似たスタイルだったと思われます。  <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E4%BF%A1%E9%9B%BB%E9%89%84>

大日本鉄工部の後身は、有名な雨宮製作所です。

 

そのことがわかり、ブログを少し修正しました。

あわせて、コッペルBタンクの絵を鉛筆とボールペンで書き、記事の画像も差し替えました。

 

さて、軽便鉄道とナローについて、本来、1435mm軌間を採用している諸外国では相つながるものだと思います。

 

ナローゲージ(narrow gauge)は、標準軌より狭い軌間を指す言葉です。1067mmも狭軌になります。

ただ、日本では、軽便鉄道には1067mmの鉄道は含まれず、それよりも軌間の狭いものに限られます。

ゲージを表す用語である「ナロー」と鉄道施設、車両全般を含めた用語である「軽便鉄道」には用語の違いもありますが、それだけにとどまらない使い分けができているようです。

 


トミックスから、猫屋線関連商品が発売されたときには、私も飛びつきました。

シリーズは、ますます充実していますが、その後買わなくなってしまいました。

 

私は、ナローゲージだけれど、軽便鉄道らしくない鉄道が好きです。

 

ナローゲージの鉄道には、四日市あすなろう鉄道内部線、三岐鉄道北勢線などが現存していますし、かつては、越後交通栃尾線、下津井電鉄などもありました。

 

トミックスには、「いかにも軽便らしい」というわけではないけれど、規格は「ナローゲージサイズ」という車両も作っていただけたらありがたいなと思っています。