待望の現代仕様 TOMIX 98705 12系宮原総合車両所 | 金屋代かずおのお部屋

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大島大橋の賑わいを思い出します.


本日は,TOMIXから発売された「JR 12-100系客車(宮原総合車両所)」を紹介します.令和時代の現代でも営業用に12両が残る12系,高崎車は競作で用意されています(時代設定が異なるようです)が,宮原車は「SL北びわこ号」や各地のデスティネーションキャンペーン関係の運用など,高崎車と遜色ない運用があるにもかかわらずなかなか製品化されませんでした.まさしく待望の製品と言えます.

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JRマーク入り・Hゴムは黒となっています.まさしく現代仕様となっています.

スハフ12 155の貫通扉には,「ちくま」「だいせん」用のテールマーク掛けがあります.この製品の最大の特徴といえ,仮にKATOが手かげていれば「手抜き」がされる可能性があります.ここは,大企業ならではの企画力と製造力を持つトミーテックが手かげたことに感謝します.

中間車です.4両とも同じような構造です.客用ドアに帯がかかっていない12系の製品は珍しいので,宮原にかかわらずJR化後の12系を求める場合はこの製品を検討できます.

後ろ姿もこの通りです.

付属品のヘッドマークです.機関車用に「SL北びわこ号」の他,2019年に臨時運用された「あそ」が,客車ようには「SL北びわこ号」が,ステーも表現されたものが用意されています.

反射板も穴あけ治具つきで付属していますが,これはKATOのコキ104用を使用すると良いと思います.

ここまで来て,なぜ所属表記の転写シートが含まれていないのでしょうか.

この製品の魅力の一つになりえ,「京キト」「大ミハ」「近ミハ」を選択して多様な時代設定を再現することができます.近年まで「大ミハ」表記が残り,「近ミハ」と併結されていたこともありました.

117系でできたことを行わないのはもったいないことです.

列車の再現

「あそ」では,JR九州管内はDE10の重連で牽引されました.ほぼ同時期にKATOから再生産されています.

D51 200は,「SLやまぐち号」関係の臨時列車ではまだこの12系を引いたことはありません.

列車内外の混雑の問題がありますが,実現するでしょうか?

 

いずれにしても西日本(九州・四国含む)各地で活躍する臨時列車に欠かせない一本が手に入りました.

実車以上に末長く活躍させたいところです.

 

2020/9/11 追記:寂しいので,レボリューションファクトリーのインレタで所属表記を補いました.こちらです.