8月24日 続き
下今市での「Show Time」は終了
さて、次は
またまた東武6050系で、東武日光へ
東武日光駅前には、清滝方面を結んでいた市内電車が
今回は、日光山内の世界遺産巡りはパスして、足尾方面へ
JR日光駅始発の、日光市営バスに乗車
乗客は私ひとり
東武日光でも乗車は無く、貸し切りかと思われたが、日光明峰高校前から女子高生が1名乗車。
足尾の高校は廃校になってしまい、日光市街の学校か、桐生の私立高校へ通うしかない。
このバス、東武バスの縄張りである日光市街では乗車のみで、ドアクローズ。
昭和53年に開通した日足トンネルを抜けて、旧足尾町域へ
それにしても、日光市に合併するとは夢にも思わなかった。
バスはいったん、足尾本山まで乗り入れる
廃墟と化した精錬工場が見えた。
わたらせ渓谷鉄道、間藤駅横を通過
宮脇俊三「時刻表2万キロ」のゴール地点としても有名
バスは銅山観光まで行くが、郵便局前で下車、記念貯金
足尾中心部は寂れていたが、かつては4万人近い人口を抱え、県内では宇都宮に次ぐ賑わいだったとか。
映画館などもあったのだろう。
巨大な交番
館内人口減により、警察署だったのが、格下げ
旧足尾町の人口は合併直前で3200人ほどだったが、現在はさらに半分近くまで急減してしまった。
ちょっとコンビニに寄ったら、唖然。
商品棚が1割しか埋まっておらず、見映えを良くするため適度に間隔をあけて、超「ソーシャルディスタンス」状態
明日で閉店かと思ったが、普段から足尾の需要に合わせた品揃えらしい。
なんだが悪天候で船が着かない離島の店のよう。
足尾銅山観光に歩きついた
学校が始まった月曜日で、観光客が殆どいない。
今年は日光から修学旅行生が流れてくることもない。
足尾銅山観光は未知の世界で、修学旅行で行った弟から「汽車みたいのに乗った」と聞いていた程度。
銅山へのアプローチとなるトロッコ列車は15分間隔の運転、
私一人だけを乗せて、ゆっくり動き出した。
客車内はビニールで細かく仕切られ、コロナ対策は万全
途中で機関車が切り離され、客車に運転士が乗り移り、運転再開
どうやら、前半は急勾配でラックレール方式だったのだ。
制御付き客車は、いよいよ通洞内へ
坑内の駅に到着
おお、涼しい! 猛暑の夏にはおススメだ。
迫力ある人形、
ボタン操作で動いたり、鉱員の会話が聞こえたり、なかなかリアル。
ポールが付いた電動貨車も展示
当時としては近代的だった。
屋外にもトロッコ貨車を展示
控えの客車が待機
改めて通洞抗の坑口を眺める
昭和48年まで採掘がおこなわれていた。
帰りは列車を利用できず、歩いて戻る
ラックレールが確認できた。
「銅もありがとう また銅ぞ」
(つづく)