前編から続きます。
さて、大宮駅では2号車からのみの乗車なので、2号車の扉から乗車し、指定の席に収まるのですが…。
とここで問題が。
管理人の座った席の反対側に、明らかに鉄ヲタとわかる人が席を取っていて、その人はこれ↓の動画を撮っていました。
スクロール表示するから動画で撮りたいのもわかるのだが…。
(写真は管理人の指定された席付近から望遠で撮影)
その人も自席から撮ればいいものを、事もあろうに通路に仁王立ちして撮影するものだから、前方の席を指定された(と思われる)カップルさんが立ち往生しておりました。しかもその人、信じがたいことに、立ち往生したカップルさんには謝罪の一言もなし! これでは社会性云々以前の問題ではないかと思うのですが…こんなことばかりやっているから、「鉄ヲタはこんなもの」などと言われてしまうんですよ(´・ω・`)
(この点に関するコメントはご遠慮願います)
車窓は割愛。2割くらいの乗車率で、静かなまま出発。
岩槻では先ほどのカップルさんが下車したほかは動きなし。乗車はありませんでした。
それが、特急料金不要となる春日部ではかなりの乗車が。それでも窓側が埋まるくらいのレベルで、1駅停車するごとに下車していきましたが。
春日部からは通過運転はほとんどせず、運河まで延々各駅停車で走ります。運河から先は、流山おおたかの森・柏と停車。つまり、急行と同じ停車駅ですが、逆方向は特急料金が必要な区間は柏→運河間のみ。これ、停車駅を絞って全区間で特急料金を徴収した方がいいのではないかと思いました。「アーバンパークライナー」は、大宮-春日部間と運河-柏間でしか通過運転を行わないため、特急列車としての位置づけは曖昧になっています。以前の大宮→運河しかなかったときは、大宮-春日部間だけ特急料金を徴収するというのも理解できましたが、やはり運転区間が伸びた今となっては、特急料金が不要な区間が長すぎるのではないかと思われるからです。
大宮発車後約1時間、2107に柏に到着。列車はそのまま、2138発の「アーバンパークライナー5号」として大宮へ折り返します。
到着
ここで問題が。
写真をご覧いただいてお分かりのとおり、柏駅にはホームドアが設置されています。となると、ホームドアの開口部と「リバティ」の乗降扉の位置が一致するのかという問題がありますが、柏駅では2号車のみを開けておりました。
降りるのもここだけ
ホームドアのない大宮では全ての車両の扉が開きますが、柏ではそうではありません。
それでは他の号車はというと。
まず1号車はこうなっています↓
ややずれる
そして反対側先頭の3号車はこちら↓
こちらは客扱いも不可能ではないように見える
少しのずれを許容すれば、全ての車両で降車扱いができるような気がしますが、そこまでやる必要はないと考えているのでしょう。
反対側3号車の先頭。8000系と並びました。
8000系も勢力を縮小している
浅草からも池袋からも撤退した今、8000系が一番長い編成で活躍しているのはUPLになりました。
こちらは閉扉後の2号車。
ホームドアも閉じている
この状態になっているのは、折返しの車内整備を行っているから。
感想。
「アーバンパークライナー」は列車種別こそ特急ですが、「けごん」「きぬ」「りょうもう」などとは異なり、純然たる着席列車であるという印象です。それ故にこそ、特急料金も320円と格安に抑えられているのでしょう。料金が必要な区間をごく短くしているのも、この列車の性格を顕著に表していると思います。
しかしそれにしては、特急料金が不要となる区間が長すぎるのではないかとも思えます。いっそのこと、単線区間でも停車駅を絞り込み、全区間で料金を徴収した方がいいのかもしれないと思います。これは、特急料金が不要な区間に入ると静粛性が破られるから。
これに対して、「THライナー」は東上線の「TJライナー」とは異なり、東武線内では料金不要となる区間を設けていません。これは恐らく、静粛性確保の点に重点を置いたものでしょうが、それなら純然たる特急用車両を使用している「アーバンパークライナー」こそそうすべきではないかと思います。以前の記事で「『アーバンパークライナー』が中途半端な印象がある」と述べたのはそれが理由でした。
それとお盆休み中というのを差し引いても、乗車率の低さは気になります。これがコロナ禍の影響であればいいのですが。
このあと管理人は、常磐線の上野東京ライン直通品川行きに乗り、新橋で下車。新橋でラーメンを食して帰宅しております。