今回は旧横浜停車場についてご紹介します。
(撮影日 2020年8月20日)
日本で一番最初に鉄道が開業したのは1872年(明治5年)10月14日(太陽暦)です。新橋〜横浜間で開業したのがはじまりです。
以前に鉄道発祥の地である新橋駅(旧新橋停車場)についてご紹介しました。今回はその反対側の駅、横浜停車場をご紹介します。
旧新橋停車場のブログはこちら!
最初の横浜駅(横浜停車場)は現在のJR桜木町駅のことです。
1915年(大正14年)に現在の横浜駅が開業し桜木町駅に駅名が変更されました。それから当駅は東海道線の電車線の終着駅となります。
JR桜木町駅の市役所口改札(新南口改札)からすぐのところに、鉄道創業の地 記念碑があります。
創業当時の横浜駅舎はこんな感じだったんですね。やはり旧新橋停車場とよく似ています。こちらも残念ながら1923年(大正12年)に発生した関東大震災で焼失してしまいました。
そして1964年(昭和39年) 磯子駅まで開通し当駅は根岸線の駅となりました。
当初は日本初の鉄道駅で東海道線だった初代横浜駅ですが駅名が桜木町駅にかわり、また根岸線の駅となったので、あまり鉄道創業の地という感じはしませんでしたが、2020年(令和2年)6月にJR桜木町駅ビルであるCIAL桜木町ANNEXが完成しその1階に旧横濱鉄道歴史展示(旧横ギャラリー)という展示施設オープンし鉄道開業や旧横濱駅の歴史に関する物が展示され鉄道創業の地を伝える施設ができました。
★110形蒸気機関車
1872年(明治5年)10月14日に(新橋〜横浜間)日本最初の鉄道が開業したときに使われた車両です。当初は10号機関車と呼ばれ後に3号機関車・110号機関車と車番を変更され1918年(大正7年)まで活躍し引退後は大宮工場で教材として使われた後に1961年(昭和36年)に鉄道記念物に指定され2019年(令和元年)まで青梅鉄道公園で保存・展示され当施設開館に向け整備され現在に至ります。里帰りしたんですね。
★創業期の客車(中等客車)
当車両は鉄道創業期の客車の写真や図面を参考に再現した客車です。
車内はこんな感じです。
当車両は中等客車、埼玉県にある鉄道博物館には下等客車を再現した客車が展示されています。見比べると面白いと思います。
車両展示だけでなく資料展示もたくさんあります。
★鉄道創業期の蒸気機関車の模型
10号機関車はここ桜木町に、1号機関車は鉄道博物館に実物があります。
★鉄道創業期の乗車券
カラフルだったんですね。
★鉄道創業期の遠方信号(復元)
とても大きいですね。
★エドモンド・モレルの石碑
日本に鉄道技術を伝授された方です。
残念ながらこの方は日本の鉄道開業を見ることはできませんでしたが、ここ桜木町(旧横濱)駅で今も見守ってらっしゃるんですね。
★鉄道創業期の初代横濱駅のジオラマ
見た目は旧新橋駅にほんとそっくりです。
たくさんの展示がありますが入館料は無料です。滞在時間20分あればいいかな?と思ってましたが、展示内容が面白くて30分くらい見学していました。本当はもう少し見学したかったのですが、乗り継ぎの関係で諦めました。また行きたいですね。
今回は日本最初に鉄道が開業(新橋〜横浜)した横浜駅(現桜木町駅)のご紹介でした。
いかがだったでしょうか?
みなさんも鉄道発祥の地に行ってみてくださいね!
ご覧いただきありがとうございました。
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