【北斗星色】東武・DL大樹がツアーでスタート!DE10 1109号機 運用開始

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東武鉄道では、SL大樹の複数機体制に向け、車両調達が進められています。

JR東日本から新たにDE10 1109号機を譲受・JR北海道がかつて所有していたDD51形のカラーリングが施された

2020年8月23日、以前JR北海道「はまなす号」で活躍していたスハフ14 501とともに、ツアー形式の団体臨時列車より営業運転をスタートしました。

“大樹”4往復ダイヤに変更されるも未だ始動せず

東武鉄道では、日比谷線直通の着席列車“THライナー”運行開始となった2020年6月6日ダイヤ改正より、“SL大樹”を2編成4往復のダイヤに改めました。

真岡鐵道から譲受して整備が進められているC11 325号機・のデビューまでの間、2往復は「DL大樹」としてディーゼル機関車牽引の客車列車として運行されることとなっていました。

しかしながら、昨今の社会情勢から「SL大樹」・「DL大樹」ともに運休状態。「SL大樹」は8月1日に2往復体制で運転を再開した一方で、依然として「DL大樹」は運転を取りやめた状態が続いています。

2020年8月23日、クラブツーリズムによる「東武鉄道をほぼ1日満喫旅」ツアー用の団体臨時列車として、東武鉄道での“再出発”が果たされることとなりました。

“はまなす”2両目が始動

はまなす編成を出身とするスハフ14-501についてもこの運行が初の営業運転となっています。

JR北海道時代に特徴的だったシートモケットについては国鉄風の青色のものに変更されているものの、JR北海道のロゴが記されたドアステッカーをはじめ、各所に北海道時代の仕様が残存しています。

JR北海道譲渡車としては2両目の整備となるほか、東武鉄道では14系6両体制となります。

これにより、現在納入済の車両では、12系・14系各2両が出番を待つ格好となり(過去記事)、今後の定期検査時期までに彼らの整備が進められるのか、はたまた部品取り状態が続くのかも注目されています。

納入後に“北斗星ロゴマーク”

JR東日本・秋田総合車両センターにて定期検査とともにJR北海道風の塗装へ改められた1109号機。

その構内試運転・甲種輸送は大きな話題を集めましたが、東武鉄道・南栗橋車両管区到着後の整備にて側面に“北斗星ロゴマーク”と通称される流星デザインのロゴマークが追加されています。

JR北海道がかつて所有していたDD51形にて使用されていたもので、更に「はまなす号」の雰囲気を盛り上げてくれる外観となりました。

折しも2015年8月23日朝に北斗星号の上り最終列車が上野駅に到着してからちょうど5年の節目

形式こそ異なるものの、丸5年の時を経て、北海道を大いに盛り上げた北斗星カラーのディーゼル機関車が再び客車列車を牽引することとなりました。

東武鉄道のファンだけでなく、往年の客車列車・ディーゼル機関車のファンにとっても嬉しいニュースとなりました。

「はまなす」の歴史を今に伝える生き証人として、そして蒸気機関車の名脇役として、様々な世代に愛されることが期待されます。

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今回のお写真は、フォロワーのUKさま(@323ugatetu3)より許可をいただいて掲載しています。

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