一昨日出たこの記事によると、沿線自治体から深川-石狩沼田を残す要望が出たそうです。
沿線自治体は深川市・秩父別町・沼田町・留萌市の4つですが、残存希望の15kmに含まれないのは峠を越えた留萌市だけです。石狩平野側の秩父別・沼田から深川へ通学・通院する人の需要はあるでしょう。
沿岸バスが運行している深川-留萌の並行路線バスは沼田町を通りませんが、中央バスの深川-沼田路線に加えて、沼田町の町内バスが恵比島地区へも運行されています。鉄道しか手段がない駅は真布・北秩父別ぐらいですし、周囲に街が形成されていません。
おそらく速達性や運賃の面で鉄道が優位だとは思いますが、それは「足が無くなる」と言う深刻さと一線を画すものです。鉄道が無くなっても代替バスが走るのでネットワーク的には変わりません。むしろ病院や学校へダイレクトに行けるのではと思いますが。
上っ面だけのマスコミの記事では分からない細かい検討の部分をそのうち各自治体がまとめると思いますが、それまでは一理あるのかゴネているだけなのかは判断できません。