毎月20日(関西は19日)に発売される写真雑誌「CAPA」。
その中の鉄道写真のフォトコンコーナー「TEKKEN!!」、今回のテーマは「秋」というテーマだ。好きな季節でストックも多いだろうと探したが、意外とフォトコンに出せそうなモノが無く、何とか絞り出して応募した。1枚はブッ飛んだ作品、そしてもう1枚がこの作品だ。まぁ、採用していただけるならこっちだろうなという感じだ。
 

↑普通に木流しで撮ってるっぽく見えるが、かなり難易度が高い状況で撮っているので嬉しさも半端ない。

901レ 特急「伊勢志摩ライナー」 23000系 近鉄大阪線 榛原→室生口大野 (奈良県宇陀市榛原山辺三) 2019.11.29

 

他の方の作品であまりここで撮ったのを見掛けないが、私は色々遊べるので近くに行くと必ず訪れる。このアングルのこの撮り方は現地で思い付いたが、非常に条件が厳しい。列車は右から左へ走るが、車両1両分右側には木が生い茂っており、音を頼りにタイミングを計り、車両が見えたらシャッターを連写して体を振り抜く感じだ。その間0.5秒も無いかも知れない。

 

↑現地はこんな位置関係。これを成功させるまでに失敗の山を築いているのは言うまでも無い。

 

本当は12200系の特急でキメたかったのだが、流線型のこの車両の方が似合うので結果オーライだ。既に紅葉を使った特急「ひのとり」での様々なイメージを温めているが、技術が追いつくかどうか…。