大阪環状線は環状運転のほかに大和路線、阪和線方面との直通運転を行なっているというのは周知の事実です。

この直通運転の電車は、奈良や和歌山、関西空港方面から一度天王寺(この天王寺を便宜上「天王寺(1)」とします)に停車し、新今宮、弁天町、西九条経由で大阪へ。大阪から京橋、鶴橋を経由して再び天王寺(この天王寺を便宜上「天王寺(2)」とします)にやってきます。

このほか途中の京橋止まりとなる電車、またレアなケースとして大阪止まりとなる電車(最終の関空快速のみ)が存在します。

ということは、裏を返せば天王寺(2)や京橋から大阪方面へ向かう電車は全て大阪を超えて奈良や和歌山、関西空港方面(ほかに環状運転として天王寺(1)やゆめ咲線方面)へ向かうということになります。

が、きょうは大和路線内の線路トラブルのため直通する大阪環状線のダイヤが大荒れ。そのため、「天王寺始発、区間快速・大阪行き」という電車が複数設定されていました。

今回はこれを撮影しましたので、ご紹介します。

≪下に続く≫
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​「区間快速 大阪」を表示する京橋駅の発車標(京橋,2680.8.20)



京橋駅3番のりばの発車標です。2段目に「区間快速 大阪行き」が表示されているのがわかります。

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​「区間快速 大阪」を表示する京橋駅の発車標(京橋,2680.8.20)

前の関空・紀州路快速が発車し、最上段にうつりました。

SUNTRAS型放送も「区間快速・大阪行き」と案内していましたが、大和路線系統の外回り快速電車は「大阪方面行き」ではなく「大阪行き」と案内されていますから、この放送自体は特段珍しいというわけではありません(もちろんこの放送を京橋駅で聴けるという点では非常に珍しいです)。

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​「普通  大阪」を掲出する221系(京橋,2680.8.20)

まもなく電車がやってきました。この駅はホームドアが設置されているのでこのような見苦しい構図で申し訳ありませんが、221系で「普通 大阪」を掲出しているのは見て取れるかと思います。

区間快速を含めた環状線の快速はすべて環状線の東側では各駅に停車するので、東側で完結するこの電車は「普通」幕の方がわかりやすいだろうということでしょう。

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​側面の行先表示器(京橋,2680.8.20)

側面の行先表示器です。こちらも「普通 大阪行き」となっています。

環状運転の電車は行先のところが「大阪環状線」となるので、ふつうは「普通」の種別幕と「大阪」の行先表示器を同時に見ることはできないかと思います。

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​コンコースの発車標の「区間快速 大阪」表示(京橋,2680.8.20)

本当はこの電車で大阪まで向かいたかったのですが、都合により断念。

目的のJR東西線の電車に乗り換えようとコンコースにおりると、またもや「区間快速 大阪」の表示が出ていました。

初めは天王寺に留置していた221系が邪魔になったのでとりあえず回送ついでに営業運転を行なっているのかと思っていましたが、複数出ているとなると東側の電車の本数の確保のために大阪駅の向こうの引き上げ線を使用して天王寺〜京橋〜大阪の折り返し運転を行なっているのでしょうか。