昨日は、バイトに行く二男と一緒に家を出た。行く行かないを朝から考えていたけど、カメラをリュックに入れて長浜に向かった。

12時の新快速に乗った。山科を出たところで本麒麟のタブを引いた。一口飲んでコロッケパンを頬張った。車内はよく空いていた。友人に連れて行ってもらう撮影地を車窓に見ながら稲穂の実りが確認できた。列車が米原に着くとホームのうどん屋が閉店していた。この駅、新幹線の停車駅でもあるが賑わいがない。特急しらさぎ が先に出て行った。北陸線に初めて乗ったのは中学生の時だった。米原から客車列車はDE10。田村でEF70-1000にカマ替えした。当時ハーフカメラを持った子鉄だった。雪が積もっていた。客車列車で福井まで行った。

 

  長浜駅に着いて駅前が大きく変わっていたことに驚いた。目的の長浜鉄道スクエアは駅から見えていた。強い日差しの中歩くこと数分で着いた。目的は鉄道写真家  清水 薫さんの追悼写真展だった。初めての長浜鉄道スクエアは日本最古の駅舎。D51とED70が展示してあった。汗が噴き出してくる中で、清水先生の画を拝見した。印象に残ったのは湖西線の志賀のサクラと113系。あの場所で撮影された画は多いが、私が初めて目にしたのは清水先生の画だった。清水先生が京都で個展をされた時、自転車に乗って見に行った。その時に先生と話した内容は今も覚えている。ギャラリーにいるどの人が清水先生かも知らなかったが、清水ですと挨拶をくださった。そして、この度のコンセプトを話された。私からは雑誌掲載の写真の話をさせてもらった。保存蒸気の特集で先生の画と同ページに私の画が載っていたこと。先生は、そうでしたかと笑顔で話された。調べてみると2007年8月だった。 

 

   猛暑の長浜の街を少し歩いてみた。白壁の旧家の向こうには夏の伊吹山が見えた。帰りは湖西線で琵琶湖を回って帰りたかったが、猛暑の中1時間に1本の電車を待てず米原経由にした。土産に長浜の地酒七本槍を買った。

 

 

 

 

2020-8-17