小幌駅~胆振線廃線跡巡り 真夏の北海道ひとり旅① | ゆうとの鉄道ブログ

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ボストンバックとカメラを片手に
寝台列車に飛び乗った
遠い昔に 一度忘れた夢
深夜の汽笛

行き先も無い 終着駅も無い
夜明けさえ来ないなら

このまま乗っているつもりだ

2019/08/14~2019/08/17、東京から函館→伊達紋別→倶知安→ニセコと巡った真夏のひとり旅、長年行きたかった秘境駅への訪問と今回初となる自転車による廃線跡巡り、最高の温泉にグルメと真夏の北海道を満喫した3泊4日のひとり旅を掲載していきます。
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東京都民として小池都知事の今夏を「特別な夏」として、

お盆と夏休み期間の帰省と旅行を控えるという要請の通り、

何処にも出かけない夏を過ごし中( ̄_ ̄ i)

世間的に今年のお盆休みは8日土曜日から9連休が多いのかな、、、

だけど僕は土曜日が当番で仕事だったので9日日曜日から

の8連休、例年通り旅へ出るならその前後に有休を取り、

長い連休にすることは可能だったが「特別な夏」である今夏は

その必要もない。

さてさて、出掛けられないのであれば夏の思い出を振り返るしか

夏を感じる手段はない、、、絶対そんなことはないが(笑)

そこでちょうど1年前の2019年のお盆休みの旅をまだブログに

アップしていなかったので、僕にはこの「特別な夏」がちょうど

よくブログ編集の時間となりそうだ。

という事でさっそく。



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ちょうど1年前のお盆休みの8月14日、旅の始まりは早朝の東京駅から。時刻は5:42、いつもと同じような旅の始まりだが、、、



いつもと違うのはこの荷物、この黒い袋の中には自転車(ロードバイク)が入っているのです(*^ー^)ノそう今回は自転車と共に鉄道に乗る初の試み、自転車の世界ではこれを輪行といってもちろんJRの規約でも、規定のサイズの袋に入れば正式に荷物として列車に持ち込めることになっているんです。



そして行く先々での自転車での移動時は、荷物はリュックで背負うので極限まで荷物を減らすために僕の装いはすでに自転車用のサイクルジャージ、、、どっから見ても鉄道ファンではなくただの自転車おじさん(笑)



さて、乗車する列車は6:32発の「はやぶさ1号」新函館北斗行き、だいぶ早く東京駅へ着いていた理由は、自宅からここまですでに自転車で来ており、東京駅駅前で車輪を外したりこの輪行袋へ格納する作業で若干の時間を取らなければならなかったんだが、意外とすんなりでこんな早くなった( ̄_ ̄ i)



やがて「はやぶさ1号」のE5系入線、通常のシーズンはこれが新函館北斗行きの始発列車だが、このオンシーズンはもうひとつ前に増発があったように思えるが、、、どうだっけかな、、、。ここ東京発6:32、新函館北斗着が10:53、ここから約4時間21分の列車旅の始まりだ。



一応E5系と撮っときますか、、、しかしほんとに鉄道ファンと自転車おじさんはミスマッチだね(笑)格好だけもそうだが、いつもとは違う旅の始まりにこの時は不安でいっぱいだったんだよね、、、。



さてE5系乗車、座席は3号車の最後列となる1番D席。もちろんここに自転車を置くための最後列だが、指定席でありながらホームで先頭に並んで乗り込んだのは初めてじゃないかな(笑)ここは共有スペースなので他の人に先に置かれてしまうと僕はこいつと共にデッキで過ごさねばならないからね、、、。



ここに置けるかどうかも初めての事だったので不安だったがなんとかなった。この輪行袋は前輪だけ外して横に置くタイプと、両輪を外して縦に置くタイプがあるが、横に広がらない縦置きを選んでいるのにそれでも通路側にちょっとはみ出しちゃうのが難点だな、、、。



後ろの大きな荷物を気にしながらやっと座席に座るも、いつものお気楽な旅と比べて色々と勝手が違う旅、、、。例えばこの朝食も、いつもの東京駅の駅弁屋へこの荷物では入れず、、、かといってその辺にこいつを置いておく訳にもいかず、家から持ってきたコンビニにおにぎり2個は悲しい、、、( ̄□ ̄;) 



だが車窓に流れる旅の始まりの青空は素晴らしかった。予報では旅の前半は何とか晴れそうだが南からやって来ている台風が、旅の後半にもしかしたらって感じだった。




やがて8:45盛岡着、ここでは併結する「こまち1号」E6系の解放作業で4分停車がある。乗車するE5系の3号車を選んだのは、この盛岡の下り新幹線ホームにはちょうどこの位置に喫煙ブースがあるのだ(*^ー^)ノ



4分停車では、1本吸うのが限界の時間だがそれでも喫煙者にとっては憩いの時間だ。しかしここでも、一応ちらちらと自転車の存在を確認しながらの一服となるね、、、。



9:34七戸十和田、この手前の八戸では写真撮るのを忘れてますね( ̄_ ̄ i)



そして車窓には、綺麗な景色が広がり心洗われるひととき。真夏の旅はいつもそうだけど、この青空と緑が美しく、旅ってホントいいなあって思える。



ちょっとだけ車内散策をしたときに気が付いた一枚。まだあるんだねえ~でもよく見ると硬貨を入れるところが無いので、カードのみのようだが、、、今どきテレホンカードを持っている人が居るのだろうか、、、。



さて時刻は10:02、列車は新青森を過ぎ奥津軽いまべつの手前の大平分岐部へさしかかり、津軽線から分岐した旧海峡線の新中小国信号場から伸びる在来線線路が進行方向左側からやって来て、この北海道新幹線の線路へと合流する。




そしてすぐに逆側の進行方向右側を見ると、ここから三線軌条となっている。この大平分岐部から北海道側の木古内駅手前の木古内分岐部までの82.041kmが三線軌条となっているが、確かその間が速度160km/hに制限されているんじゃなかったかな。



やがて5分くらいすると今度はまた進行方向左側に在来線幅の線路が分岐して分かれていく。





そして奥津軽いまべつのホームが見えると在来線線路はその外側を通して、ホームの先でまた北海道新幹線と合流して三線軌条となるようだ。ここの在来線線路は貨物列車や一部の臨時列車が通過するようだね。



10:07奥津軽いまべつ着。青森県東津軽郡にありながら先ほど書いた新中小国信号場からJR北海道管轄となっているのでここはJR北海道の管理する駅となる。また、JR東日本津軽線の津軽二股駅と隣接し、連絡駅となっているが色々と細かい特例が存在するようだ。



北海道新幹線開業前の旧海峡線だった頃も、津軽今別駅として上記津軽二股駅と隣接していたが、公式には連絡駅として扱われていなかったそうだ。



そして列車は本州最後の奥津軽いまべつ駅を出ると間もなく青函トンネルを抜け、いよいよ北海道へ上陸した。空はどんよりと曇り、さっきまでの真夏の青空は何所へやらといった感じだ。



さてこれは進行方向右側の上り線路だが、青函トンネルを出ても少しの間は三線軌条が続く。



そして木古内駅手前の木古内分岐部にて三線軌条が終わり、分岐した在来線幅の線路は外側(写真上)へと伸びていき木古内駅の道南いさりび鉄道の線路へと入っていく。



10:40木古内着、けっこう降りる人が多かったような記憶があるね。



お盆休みで満席だった車内も、木古内を過ぎると半分くらい、、、何となく寂しいね。ただ僕のお隣の窓側は、新青森くらいから空席なので広々と快適。




そして10:53、終点の新函館北斗へ到着。この時は、3ヶ月前の5月にいつもの旅の友人との旅で来ているので、久しぶりに来たなあという感覚はないが、、、自転車を持ってサイクルジャージ姿でのいつもと違う旅では、なんか新鮮さを感じた。




ホーム2階の新幹線改札内、思ったほど人は多くなかったかな。大きい荷物があるのでとにかく一旦あのベンチに座りたい、、、いつもの旅と違うのは一度荷物を置いてゆっくりしないと写真を撮りまくれないことかな、、、(笑)




何とか後ろに自転車が置けるイイ感じのベンチの隅を確保。しかも充分注意しながら自転車を置いたまま売店で駅弁も購入できた(*^ー^)ノ




さてこの日の旅の行程は、室蘭本線の伊達紋別駅を目指しますが、その間にあの有名な秘境駅の小幌駅への訪問を予定。ここ新函館北斗へ到着したのが10:53、次に乗車する函館本線の特急スーパー北斗11号は12:34発、ここではゆっくりと1時間41分を連絡時間として取ってあるんだ。



ひとつ前の12:08発特急スーパー北斗6号でも1時間少々時間はあったのでそれでもよかったが、大きな荷物を持っての移動を考えて、超余裕なほどの乗り換え時間を見込んだんだよね。実際はベンチでゆっくりと、新函館北斗の駅の写真を撮りまくっていたので全く退屈はしなかったよ。



さて、特急スーパー北斗11号の発車約30分前となり、在来線の2番線ホームへと移動開始。ちなみにこの自転車(ロードバイク)、大きな荷物と書いているが、車体はカーボン製の軽量モデルの為、重さは約8㎏程度なのでかさばりはするが肩にかけて持ち運べるレベルなのだ。




在来線の函館本線のホームへと降りるエスカレーター。なんかここではいつも写真撮っちゃうね、、、。



さてさて、今回はほんとにいつものお気楽な鉄道旅とは

色々と勝手が違ったりと神経使いますが、、、。

ここまで何の問題もなく、北海道新幹線で新函館北斗まで

やってきました。

この先はいよいよあの有名な秘境駅、小幌駅への訪問。

しかし鉄道ファンと自転車おじさんと、、、

あまりのミスマッチ感に、いやしかしもうこの時点では

ほとんど慣れてきてしまっている感じが出てるね(笑)

ということで、、、、
 


旅はまだまだ続きます。



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