小海駅発行 松原湖から 海尻ゆき | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

2020年8月11日のエントリでご紹介いたしました、「◯2 小海駅発行 [松原湖]→国鉄線140円区間」と同一区間の、金額式化以前の一般式時代の乗車券です。

 

松原湖から初乗り区間の1~3キロに対応する着駅は「海尻」の1駅のみで、かつては「松原湖から 海尻ゆき」の一般式の券が設備されておりました。

 

 

新潟印刷調製の券で、まだ窓口番号の記載はありません。

 

松原湖からの初乗り区間の乗車券が金額式に変わった時期は不明ですが、新潟印刷調製の松原湖からの金額式乗車券は未見で、金額式に変わったのが昭和59年4月20日の地方交通線運賃導入の運賃改訂時であれば、既に長野鉄道管理局のA型とB型の硬券には民間外注印刷券が登場しておりましたので、運賃改訂前の昭和58年夏季の臨時営業時には、民間外注印刷の「松原湖から 海尻ゆき」の一般式の券が設備されていたのかも知れません。