8月15日 ななつ星in九州 運転再開、ですが・・・ | 人吉鉄映会

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熊本県人吉市・球磨郡を走る肥薩線・湯前線・くま川鉄道の今と昔を発信していきます。

人吉鉄映会です。

 

暑い日々が続いていますが、皆さん体調を崩されていませんでしょうか。

 

さて、コロナ蔓延と九州豪雨の影響で運休していましたJR九州の豪華列車「ななつ星in九州」が、ついに8月15日から1泊2日コースから再開されることになりました。

ななつ星in九州 @肥薩線 球磨川第三橋梁 

2017年9月8日

 

先日も阿蘇方面で訓練運転が行われ、沿線には多くの住民や撮り鉄さんたちがその運行を見守り、再開に大きな期待を膨らませていました。

コロナ禍とはいえ、運休されていた列車が走り始めるのはめでたいことです。

 

ただこの豪華列車も7月の九州豪雨で肥薩線が不通にならなかったなら、以前のように2泊3日コースで肥薩線を上って人吉駅にも停車することになっており、再び地元の熱い歓迎を受ける予定でした。(ぺこぱさんに時を戻してもらいたいくらいです)

ななつ星in九州 @人吉駅

2019年12月20日

 

肥薩線の被災状況はすでにご存じのことと思います。肥薩線はかつての生活路線から観光列車路線という立ち位置に変わっています。「くまがわ」「えびの」「やたけ」「おおよど」のような優等列車が人々の足になっていたのは過去の話です。

以前のブログで、JR九州が肥薩線を鉄道として復旧させるという方向性を示したのを「朗報」として書かせて頂きましたが、JR九州の赤字路線、本当に鉄路として復活させてくれるのかも不確定とも言えるでしょう。

 

ただ人吉・球磨が水害被害から復活したあと、温泉や風光明媚を売りにする観光地として復活するにはどうしても観光列車が必要だと考えます。「SLひとよし」「いさぶろう・しんぺい」「やませみ・かわせみ」そして「ななつ星in九州」。これらの乗客が必ずしも人吉市内などに宿泊するまではないものの、青井阿蘇神社などの観光地に赴いたり、温泉を利用したり、球磨焼酎などお土産を購入したり、地元を潤してくれるのは間違いありません。

現状はまだまだ施設も鉄道も先が見えていない状況ですが、長い道のりでも「7月4日」以前と同じように観光客で賑わう人吉・球磨が戻ってくるはずです。頑張っていきましょう。

ななつ星in九州 @肥薩線 大畑駅

2018年3月30日

長編成のスイッチバック。D51時代の混合列車以来ではないでしょうか。あ、えびの9両編成(1970年頃)がありましたね。

 

ななつ星in九州 @肥薩線 球磨川第二橋梁

2017年11月1日

ん~、地元の人間からすると泣けてくる光景です。自慢の鉄橋も川底に沈んだままです・・・・。ただ贅沢は言いません。鉄路が繋がってくれれば、それだけで十分です。JR九州さん、ホントによろしくお願いします。

 

追伸

「いさぶろう・しんぺい+やませみ・かわせみ」の復興列車が博多-門司港間で運行し始めました。このコロナ蔓延の中、熊本から福岡まで足を延ばすのが忍びないので、当方はもう少し様子を見て会いに行きたいと思います。福岡の方は是非乗車して支援の販売も行っているそうなので、よろしくお願いします。

 

ただ・・

いさぶろう・しんぺいは3両あります。コロナ運休で普通車として孤軍奮闘していたキハ140-2125はそういった脚光を浴びることもなく熊本運転区で淋しく駐機したままです。そのうちいいことあるよ・・

単機で普通車として頑張ってたキハ140-2125

2020年6月12日 @鬼木3号踏切

 

今回もご覧いただきありがとうございます。

7月豪雨で被災された方にお見舞い申し上げます。

暑いなか、復旧に汗を流されていらっしゃるボランティアの方に心から感謝申し上げます。

コロナままだまだ蔓延中で各所真夏日が続きている状況です。

各自命を守る行動でご自愛ください。

 

頑張れ人吉!負けるな 球磨!! 甦れ 肥薩線・くま川鉄道!!!