こんにちは。

今日はNゲージ鉄道模型、先日の24系25形”富士”編成の軽量化で、牽引が可能になったEF66についてです。

 

KATOの3047-2 EF66後期型 ブルトレ牽引機が在籍しています。この”富士”のヘッドマークは自己流で”マグネット式”クイックヘッドマークに改造しています。私はこれまでKATOのクイックヘッドマークと言えばマグネットが当たり前 と思っていましたが..この件は後述します。

 

この機関車は少し古い構造、以前から書いているように牽引力、集電性能がKATOの最新設計車より劣るので、以前から色々工夫していました。緑の矢印部には自前でウェイトを搭載して車体重量増、踏ん張りを効かせて空転を抑制しようと試みていました。緑矢印下2つは基板の裏側にウェイトを仕込んでいます。右端にそのウェイトに貼った黄色い絶縁テープが垣間見れます。赤い矢印部には透明のプラ板を挟み込み、集電銅板が上に浮くのを抑制して集電性能Upを図っています。DCC基板は1世代前ということで緑のDN163K0aが適合します。こうして打てる策は講じていましたが、それでも以前の24系14連or15連は空転して牽引できず、諦めモードでした。つい先日自作室内灯による24系客車の軽量化で何とか本線牽引が可能になったところです。

 

最新設計 EF81 400(下)との比較です。最新設計車は集電銅板がDCC基板直下から台車直上に移り、そのDCC基板も青いDN163K4a適合です。また台車にピニオンギヤが付き、ゴムタイヤ(緑の矢印)が車両端側の動輪に付くのが特徴です。この台車構造に空転しにくくして牽引力をUpした何かしら微妙な工夫があるものと推測します。Assy表で台車の構造が分かるので、購入前に確認するようにしています。

 

さて、これまでロクロクで24系牽引は諦めモードだったのでヘッドマークの装着を考えていませんでしたが、可能になったことで”富士”のヘッドマークが必要だ、ということになりました。

 

そこで製品のヘッドマークを引っ張り出して来ました。”富士”は無く、”はやぶさ”と”あさかぜ”が付属、左側に写る中央に穴の開いた飾り帯に交換し、ここにヘッドマークを差し込む という仕様でした。

 

KATOの機関車といえばボディーに磁石が仕込まれ、ヘッドマークがマグネットでピタッとくっ付く”クイックヘッドマーク”、両面テープなど使うことなく自由にマークを変えられる、これは優れモノと大変気に入っています。左2両、EF65PF、EF81-400など、電気機関車を中心に多くの製品がこの仕様です。

 

ところがEF66は差し込み式、マーク無しの貨物等牽引時はこの正面に穴の開いた状態で走るの??

飾り帯の交換は開放テコ外してボディー外して前面手すりも外さないと出来ない、結構気を遣う作業です。ロクロクは前面形状が複雑なので難しいのは分かりますが、マグネット式と違い過ぎる...

 

それにKATOの製品ページには”クイックヘッドマーク付属”と書いてあったので、ありゃ?と思って製品付属の説明書を見てみました。どうやら矢印の”クイックヘッドマーク PAT.” PAT.が付くのががこの差し込み式のようです。マグネット式の製品はこの”PAT.”記載がありません。そういうこと?

クイックといえばクイックの1種かもだけど、マグネット式には数段見劣りするような...飾り帯交換まで考えたら全然クイックじゃないやん、とも..。マグネット式の方がよく工夫されており、こっちの方がPAT.(パテント=特許)モノだと思いますけどね。(特許化は色々とややこしので、事情があったのかも知れませんが。)

何とかマグネット式に出来ないものか??という考えが沸々と沸き上がって来て、例によって自己流インチキ改造決行です(笑)。

 

先ず緑の矢印部、空いていなかったマグネット挿入口をドリル、グラインダーを使って開けて、余っていた手持ちのカプラー予備パーツからマグネットを取り出して挿入です。ボディーの方には赤矢印部、最初から切欠きがありました。製品もマグネット式が考慮された?ような感じもします。マグネットが入るボディー裏側も干渉回避のためいくらか削りを入れています。

 

続いてヘッドマーク、これは3層構造です。ヘッドマーク本体はEF81 400付属のマグネット式。その裏側下方にプラ板と、もう1つ小さい丸型のマグネットヘッドマークをカットしたものを貼り付けています。

プラ板は上を薄く、下を厚く成型してマークの角度を調整しています。丸型ヘッドマークは予備があって使っていなかった”みずほ”のもの、上下寸法をカットして貼付け、色を塗っています。

 

裏側は中央折角度の大きいEF66の形状に合わせ、真ん中が凹むように削りを入れています。

 

丸型ヘッドマークの上下をカットしたのは飾り帯と開放テコの乗るステップの間に丁度挟み込めるようにするためです。プラ板もこのサイズに合わせています。この裏側に磁石が入っていますから写真のようにくっ付きます。もうちょいプラ板の下側が厚くてもよかったかも..

 

実はEF66牽引のミニ動画撮影時もこのヘッドマークを付けての試運転を兼ねていました。結果外れたりズレたりすることなく走ったので、自己流インチキマグネット式マーク、どうやら使えそうです(笑)。

この作戦はサイズの大きい”山富士”マークならではかも知れませんね。丸型小さめの”はやぶさ”などで同じことをやったらどう見えるだろう?3層構造が目立っちゃうかな?まだ試作していません。

 

こうして弄ったEF66ですが、普段の”富士”はやはりEF81-400牽引です。交流機がウジャウジャ居る1階層にしか留置線を取れないので、ここに直流機はおかしい。またここから2階層までは本線よりキツい23‰の坂があり、ロクロク牽引では空転するので。(1度だけテスト運転しました。やっぱダメだった..)

なお上記試作でこのEF81 400の”富士”マークを使っちゃったので、パーツを購入して補充しました。

 

ということで時には”カマ変え”し、本線限定でEF66牽引”富士”を楽しみたいと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

にほんブログ村 鉄道ブログへ にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 DCCへ にほんブログ村 鉄道ブログ 電気機関車・ディーゼル機関車へ  Blog村へのリンク

 

イメージ 14 鉄道.comへのリンク(Blogページへ)