七月の終わりの頃の話です。
グランドオープンが延期されていた『京都水族館』を訪ねる事にしました。
 
前夜の夜行フェリーに乗る為、阪神神戸三宮へ向かいました。
尼崎で乗り換えの特急高速神戸行きは山電5000系。
自社区間を走らぬ運用です。

 

 

 

 

 

固定クロスシートでしたが、進行方向窓側席を確保できました。

 

 

乗船するジャンボフェリー1便に接続する連絡バス(有料)は2本運行されていますが、船内での場所取りの為に先発に乗る事に決めています。

 

バスの乗客人数は一桁、乗船券も並ばずに買えました。

しかし油断禁物、乗船口へと続く二階の待合室に長蛇の列ができているかと予測しながらも階段を上り……

 

ガラガラでした。

 

三階の展望室は貸切状態でした。

 

 

 

 

 

折り返し1便となる4便が着岸しました。

 

次発の連絡バス到着後も人は少なく、乗船開始時刻を迎えました。

毎年この頃の1便は混雑しますが、相当空いていました。

桟橋を渡る足音だけが静粛な乗船口に響いていました。

 

従来なら寝床を確保する為に出港する迄居場所を変えませんが、乗船客が増える気配がなかったので甲板から夜景を眺めに行く事にしました。

 

 

船内のゲームコーナーで定番のスロット台もありますが、誰一人遊技していませんでした。
 

 

 

夜が更け瀬戸内海の緩やかな波に揺られて夢の中へ………

 

 

 

♪風が恋を運ぶ 遠く海を渡り

 二人を結ぶ ジャンボフェリー

 

お馴染みの目覚ましソングで起床。

 

 
既に外は明るく、如何にも「夜行フェリーの朝」という雰囲気です。

 

 

甲板から手伸ばしながらスマートフォンで撮影している人をたまに見かけます。

万一滑らせて落として海底に沈んでいく事を想像したら、心配になります。

 

 
 
 
 
 

高松着岸後は、『めりけんや高松駅前店』で朝食です。
『めりけんや』自体は大阪にも出店していますが、発祥の地で味わう事に意味があります。
 
 
朝から本場の讃岐うどん、「高松に来た」という実感が湧きます。
平皿の奥の方に見える練り製品が美味くてたまりません。
 
 
『えび天(観音寺)』という名前のようです。

 
腹拵えの後は、青春18きっぷに当日印を捺印しもらって高松駅へ。
昨夜東京を出発した『サンライズ瀬戸』が到着していました。
本来の計画では今春に『サンライズ』で大阪→東京間を予定でりました。
また乗れる日を楽しみしております。
 
 
宇多津で下車し、グランドオープン間もない『四国水族館』に入館です。
 
グランドオープン延期が続き、6月1日に居住地問わず入館開始となりました。
 
 
 
イルカプールの後ろには瀬戸内海。
 
泳ぐ姿が美しい。
 
江戸時代に描かれた『衆鱗図』です。
細部までしっかり表現されています。
 
流石、海に恵まれた讃岐の功績です。
 
2階の『龍宮の景』
 
 
神秘的な雰囲気が漂っていました。
 
龍宮城に到達!
 
くじ引きの場所にペンギン達が集合。
 
ハズレ無し!?
 
「こちらのペンギンちゃんからお選び下さい」
くじ引きの結果は4等で、係員さんからそのように言われました。
 
 
4等当選で連れて帰る事にした皇帝ペンギンと一緒にケープペンギン水槽へ。
 
並んでプカプカ。
 
更に仲間も連れて、可愛くて仕方ありません。
 
 
水中を飛ぶように泳いでます。
涼しくて気持ち良さそうです。
 
水面の高さが丁度良く、水しぶきが目の前で起きました。
 
 
迫力ある大水槽です。
 
看板に『名産・くぎ煮の景』と書かれているのはイカナゴの水槽です。
昔は「水族館に行ったら御寿司が食いたくなる」という発言はタブーとするのが一般的でしたが、近年は「食生活との結び付き」もテーマの一つして捉える事が多くなってきました。
 
 
退館後は帰路に就くわけですが、『快速マリンライナー』に坂出から乗らずに高松迄引き返す事にしました。
 
 
高松駅での楽しみ『やまぢのKAWAJAN4649』を調達。
少しピリッとくる感じがいい味出してます。
 
『快速マリンライナー』に乗車。
JR西日本223系とJR四国5000系の連結箇所です。
運転台の表記見ずには判別困難です。
 
反対側に移ってみました。
 
久々の瀬戸大橋です。
 
四国ともお別れです。
 
大阪南港-東予港航路の『オレンジフェリー』、和歌山港-徳島港航路の『南海フェリー』にも新船が建造されたので、今度はそれで四国に渡るのも良いかと思います。