■概要

全国の観光列車めぐりをしている私ですが、もうひとつ細々と臨時駅めぐりも行っています。

 

臨時駅とは名前の通り、「特定の日のみに開設される駅」のこと。

JR四国には2つの臨時駅があります。

 

前回ご紹介した、徳島県の(臨)田井ノ浜駅 は、海水浴シーズンにあわせて、3週間ほど設置される駅。

 

そしてもう1つは、今回ご紹介する香川県のJR予讃線にある(臨)津島ノ宮駅🙌

津嶋神社の祭礼にあわせて例年8月4日と5日のみ設置されます。

 

今年はコロナウイルスの影響で、津嶋神社の祭礼が中止になったため、駅も開設されませんでしたが、様子を見に行ってきたお話です。

 

 

■(臨)津島ノ宮駅
(臨)津島ノ宮(つしまのみや)は予讃線の海岸寺駅と詫間駅の間にある臨時駅で、例年8月4日~5日に行われる津島ノ宮(津嶋神社)の夏季大祭の日のみに開設される臨時駅。
 
JR四国は、日本一営業日数が短いJR駅としてPRしています。
 
 
ちなみに駅名標の裏面には「すまいるえきちゃん」(JR四国のキャラクター)が「日本一営業日が短いJR駅」をアピールしているイラスト付の駅名標になっていますが、訪問した日には取り外されていて見ることが出来ませんでした😭
 
ホームはゆるやかなカーブに沿って設置されており、特急しおかぜ号もここを通過します。
駅名標は1年中設置されていますので、海側に座っていれば車内からでも駅の様子を眺めることができます(一瞬ですが、、)。
 
 
滞在中には、特急列車はやってきませんでしたが、快速「サンポート」が高速で通過していきました。
快速「サンポート」ってヘッドマークがついているのですね😊
 
 
こちらが駅舎。
白い壁の面がきっぷ売り場です。
 
 
窓口自体は板でふさがれていますが、「きっぷうりば」の看板と、きっぷやお金をやり取りする台(名前があるのかしら??)はそのまま残されています。
 
 
きっぷうりばから神社方面に直接行ける道もありますが、公道へ出る出入口はこちらです。
 
 
公道に出ると、神社が見えるくらいの位置関係です。
 

■津嶋神社
津嶋神社はこどもの守り神。
毎年8月4日~5日に夏季大祭が行われるとのポスターがあります。
 
 
しかし残念ながら、今年はお祭り自体が中止になってしまいました😓
「来年は皆様に安心してご参拝いただけることを願っています」って、本当にその通りです。
 
 
津嶋神社の本殿は、海上250m先に浮かぶ津島にあり、橋でつながっています。
 
 
しかし普段は渡ることができず、8月4日~5日の大祭の時だけ、橋に板が架けられて渡ることができるのです。
 
「橋の欄干を伝っていけばいつでも渡れる」なんて、罰当たりなことを考えてはいけません🙅
 
 
1年に2日しか参拝できないとなると、何かと不都合ですので本土にも社殿があります。
 
 
私はここで参拝して、戻ることにしたいと思います。
 
 
■周辺の見どころ
今回は観音寺駅でレンタカーを借りて、付近を巡りました。
観音寺駅から1時間圏内には、かなり魅力的な場所✨がありますので、3か所ほどご紹介させていただきます。
 
父母が浜海水浴場
日本のウユニ塩湖とも言われる、父母が浜(ちちぶがはま)海水浴場
いわゆる「映える写真」が撮れることで若者に人気のスポットです📷️
(観音寺駅から車で20分)
 
私でもこんな写真が撮れました!!
 
 
ポイントは、干潮の時間で無風状態のとき。
干潮でできた潮だまりが鏡のようになって、空を映してくれます✨
 
さらに言えば、夕日の時間帯が良いそうです。
 
 
寛永通宝の砂形
琴弾公園にある、砂で作られた「寛永通宝」の銭型です。
東西122m、南北90mなのですが、展望台から望むときれいな円形に見ることができます。
 
展望台への道は一方通行で、かなり狭いカーブ道なので運転に自身がない方には厳しいです😓
(観音寺駅から車で5分)
 
 
夜にはライトアップされるそうです。
 
③豊稔池ダム
豊稔池(ほうねんいけ)ダムは、現存する日本最古のマルチプルアーチダム
1930(昭和5)年に完成した農業用のダムで、今でも現役です。
(観音寺駅から車で25分)
 
 
親水公園が整備されており、自己責任にはなりますが、ダムの水にさわることもできます😁
 
例年ですと、7月下旬ごろに、ゆる抜きといわれる放水が行われ、カメラマンの方で賑わうのですが、今年は中止です。
 
来年は、賑やかな津島ノ宮駅を見てみたいものです。
 

今までに訪問した臨時駅

(臨)ラベンダー畑駅(北海道・富良野線)

(臨)偕楽園駅(茨城県・常磐線)

(臨)バルーンさが駅(佐賀県・長崎本線)

(臨)田井ノ浜駅(徳島県・牟岐線)

 

↓臨時駅って、開設期間以外は時刻表上の地図からも消えてしまうのです。