番外 この日で停車が廃止、7月20日撮影、昭和バス「いと・しま号」初バス停停車廃止最終日リポート | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 昭和自動車(昭和バス)が運行します西九州自動車道(福岡前原道路)を運行します高速路線バスと言いますと、最も知られておりますのが福岡~唐津線「からつ号」、九州自動車道・長崎自動車道経由から置き換えられまして運行されております、福岡~伊万里線「いまり号」、そして福岡~糸島(前原・志摩)線「いと・しま号」の3路線が存在しておりまして、通勤・通学・レジャーなどで利用される姿が見られております。

 

 このうちの「いと・しま号」に関しましては、平日に限りましてはこの路線の中では最も多い本数で運行されておりまして、前原~博多バスターミナル間では平日上り47本・下り44本で運行されておりまして、特に朝の運行が目立って多いのが特徴でもあります。尚、土休日に関しましては25往復で運行されておりまして、本数に関しましては大きく減っておりますが、担当に関しましてはメインの伊都営業所(画像1、福岡200か25-62、ヒュンダイLDG-RD00)に加えまして、唐津営業所(画像2、佐賀200か・457、日産デPKG-RA274TAN)・伊万里支所・福岡営業所の車でも運行されております。

 

 そして、この「いと・しま号」は前原よりも先に、「しま」からもわかりますように志摩発着便も存在しますし、前原地区も加布里発着便も存在しておりまして、実質2系統で運行されております。

 

 

 しかし、去る7月21日改正におきまして、「しま」のうちの志摩地区のバス停でもあります初バス停発着系統が、発着地変更に伴いまして廃止されておりまして、以下にもありますような「志摩(初)」の行先は見られなくなってしまっております。今回は、私が去る7月20日にその初バス停を訪問しまして、「いと・しま号」の初バス停発着最終日の姿を収める事ができましたので、皆様にご紹介してまいります。

 

 (福岡200か・696(福岡)、日産デKL-UA452TAN)

 

 (行先アップ、福岡200か44-19、日産デPKG-RA274TAN)~元佐賀200か・393(今夏転属)

 

 

 この改正では、志摩地区に関しまして、これまでの初バス停から伊都営業所に始終着地が変更されておりまして、これによりまして4箇所の既存バス停にも停車するようになっております。そして、初バス停が停車廃止される事に伴いまして、新たに志摩中央公園前バス停と呼ばれるバス停が新設されておりまして、志摩地区の停車バス停も変更されるに至っております。

 

 (バス停に掲示の路線延伸・志摩中央公園前停車に関します案内図)

 

 (始終着地、伊都営業所バス停)

 

 

 画像がその志摩中央公園前バス停です(袋がかぶせられておりますが、この位置から福岡方面は発ちます)。バス停の名称からもわかりますように、バス停の前には志摩中央公園がありますし、対岸には糸島市志摩庁舎などと言った施設も設けられておりまして、志摩地区の中心地の所に新たにバス停が設けられるに至っております。

 

 (志摩中央公園前バス停、停車開始後)

 

 (志摩中央公園)

 

 (糸島市志摩庁舎などの施設)

 

 

 ここからは、初バス停の姿に関しまして発着シーンなども加えましてご紹介してまいります。この初バス停と言いますと、かつては後述の船越方面や芥屋方面から博多駅交通センター(現・博多バスターミナル)へ急行バスも運行されておりまして、この初バス停より急行から普通(船越行き・芥屋行き)・普通から急行(博多駅行き)と変わるバス停でもありまして、以前から福岡への直通バスもこのバス停から運行されていた経歴もあったほどでした。

 

 (前原・福岡方面)

 

 (船越方面)~その下の画像にもありますように待合室付き

 

 けれども、この改正によりまして停車が取りやめになっておりまして、このバス停では画像のように7月21日からは停車しないという事を周知させるためにそう言った案内も見る事ができておりました。

 

 そんな普段の初バス停船越方面の姿でありますが、現在は画像のようにタクシー事業部福岡西部所属の小型バス(福岡22か58-16、日野KC-RH4JEAA)が運行されておりまして、この船越行き、そして今回の「いと・しま号」とほぼ同区間を運行します野北経由の伊都営業所行きがこのバス停に停車するようになっております。

 

 

 さて、ここからは「いと・しま号」の発着シーンです。この時は博多バスターミナル行きのいすゞガーラ(福岡200か38-35、QTG-RU1ASCJ)がやってきておりまして、1名の乗客が乗車して行きました。このバス停も、ツイート記録などから見ましても、朝には利用者が多く見られるようではあるようですが、日中はさほど利用者はいらっしゃらなかったのではないかと思われました。

 

 (初バス停を発車)

 

 

 こちらは、終点となる初バス停に到着しました姿でありまして、数名が下車されておりましたが、この時は画像の車(福岡200か20-99、UDトラPKG-RA274TAN)が運行されておりました。また、翌日の改正に向けまして既に方向幕の換装が行われておりまして、そのため行先表示には「昭 和」と表示されておりまして、上の画像にあります初行きの行先は姿を消しておりました。

 

 

 さて、ここからは「いと・しま号」博多バスターミナル行き最終便(21時55分発)を収めるために、夜の初バス停にやってまいりましたが、周辺はスーパーも閉店しておりましたし、車の通行や人通りもほとんどない中でもありまして、そう言った事から寂しい中で「いと・しま号」初バス停からの最終便の到着を私は待っておりました。

 

 

 すると、博多バスターミナルからの便(福岡200か19-45、KL-UA452TAN)がやってまいりまして、このバス停で数名が下車されておりました。それにしても、行先表示は赤の方向幕となっておりましたが、画像からは見にくいですが実はこの時には新たな行先(志摩中央公園前行き)で運行されておりまして、既にフライングな姿(!?)も見られておりました。尚、この後この車は伊都営業所へ回送されておりまして、翌日からは新たな「いと・しま号」としての姿を見せる事にもなります。

 

 (伊都営業所へ回送)

 

 

 そして、この後博多バスターミナル行きの最終便がやってまいりまして、ヒュンダイユニバース(福岡200か25-62(画像1もあり))がやって来ておりました。しかし、ここから乗車される方はいらっしゃらず、発車前からも見られておりました寂しい姿は引き続きこの発車時にも引きずっておりました。やはり、この姿から見まして前原まで行かないと利用者は望めないのかなとも思うような姿でもありました。

 

 こうして、乗客なしで「いと・しま号」の初バス停最終便は初バス停を発って行きました。本当に、私以外にも撮影される方がいらっしゃるのかなとも思っていましたが、私しかいなかったのも意外ではなかったかなとも思う所でした。

 

 

 今回は、「いと・しま号」の志摩地区の発着地でもありました初バス停での7月改正前の姿をご紹介しましたが、正直寂しかった所は否めない所でもあったのではないかと思います。しかも、「いと・しま号」の停車廃止するまでは志摩地区の中心バス停である訳でもありましたが、日中・夜間は利用者もそう見られなかった事を思いますと仕方がなかったかなとも思う所でもありましたでしょうか。とにかく、「いと・しま号」の停車バス停としての姿は見られなくなりましたが、他の一般路線バスは停車しますし、新たな停車場所での「いと・しま号」の姿も今後収めたいとも思っております。