SN総合車両所です。

以前紹介した115系L-16・L-17編成の廃車により国鉄広島の車両がほとんどいなくなってしまいました。 実車は宇部線に残る105系の一部や山陽線岩国以西の115−3000系が残るだけとなってしまいましたが、模型ではこれからも国鉄広島を満喫することが出来ます。今回は当車両所の105系に重要部検査施工とちょっとした加工をしましたので紹介します。

以前紹介している編成なのでこちらも是非ご覧ください。

重要部検査は基本「車輪磨き」がメインです。しかしマイクロエース製の台車は変形が見られることからTOMIX製への交換を進めています。 

それでは施工していきます。
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クハは台車を取り外し、TOMIX製に交換します。今回はグレー台車枠+旧集電金具で用意しました。
左がマイクロ、右がTOMIXです。横から見ると大きな問題ではないのですが・・・
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上から見るとその差が明らかになります。枠が変形しています。このままではいつか車輪が脱落して事故が・・・というわけで交換します。
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マイクロの床下にTOMIXの台車はほぼすんなり取り付けできることが多いですが、車高が下がってしまいがちです。其れを防ぐためTOMIX台車のバネは少し伸ばし、サスペンション的にして車高を上げ、外見に変化が無いようにします。
伸ばしすぎると首振り時にバネがねじれて外れてしまいますし、伸ばしたり無いと車高は下がったままです。左右のバネ長を適度に伸ばし、また左右で長さを同じにして車体が傾かないようにするのが大事です。 
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動力台車も取り外して清掃します。こちらは動力ユニットごと変えないと台車は交換出来ないので交換は見送っています。
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実車はとっくに廃車になっていますが、広島で唯一トイレなしだった105系、山手線経験車のクハ104-601は当車両所でまだまだ現役です。 
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今回、入場ついでにパンタグラフもTOMIX製に交換しました。クーラーの上にマイクロ製を載せていますが比べると酷いですね・・・上の集電舟はTOMIXPS16Pと組み合わせて、台型碍子のPS16Wとして再利用しようと思います。
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国鉄広島が227系に浸食されて5年、今では新車もすっかりなじみ、国鉄王国広島も忘れられつつあります。旧型車の置き換えは仕方ない部分もありますが、新車の何倍も味も歴史もある国鉄車があっさり廃車になった当時は辛かったです。私の楽しい学生時代を作ってくれた国鉄広島の車両たちに感謝しつつ、今後も彼らを150分の1にして復活させ、当車両所で末永く活躍してもらおうと思います。

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それでは〜 
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