2020年3月6日(金)
10時半 博多駅
博多と長崎を結ぶ特急かもめ。
戦前から漢字の”鴎”として東京~神戸間で運行されていて、だんだん西へとルートが変更され、
(1953年以降は京都~長崎・西鹿児島、1976年以降は博多~長崎)
今のかもめは1976年から40年以上も続いている歴史ある特急なわけです。
博多11時55分(12時5分)→長崎13時50分(14時5分)
かもめ19号
やって来たのは885系。
通称:白いかもめと呼ばれていて、車体はドイツのICE3を模して製造されたもので、丸みを帯びたお顔が特徴。
この日は乗車直前に長崎本線内で人身事故が発生…
この影響で10分遅れの出発に。
慌ただしく1号車のグリーン車に乗り込みます。
グリーン車は1号車のうちの半分のみで1×2席が4列なので全部で12席しか割り当てられていないわけですね。
早速コンセントを発見。
座席は黒の本革です。メンテナンスはしてるんでしょうけど、だいぶくたびれているように感じたので、座り心地はそんなでもなかったですね。
それと2人掛けのシートでも独立していて、間が空いてるのが特徴でした。
グリーン席ってプライベート空間が確保されていることが重要なんですけど、後ろの席からだと前の席で何をしてるのかが見えてしまうので、そこはかなりのマイナスポイント。
あとは床が木というのはちょっとチープでやっぱり絨毯敷きにして靴音が立たないようにして欲しいですね。
今回は1号車が先頭車両で運転席は全面ガラス1枚越しとなっています。
なので、運転席からの眺めはグリーン席に座っていると眺めることができて、そこはとても良かったですね~できれば最前に座りたかった…
そのガラスですけど、駅に停車して運転士が交代するときなど業務上の都合が絡む時は曇りガラスに一瞬で変わります。
その都合が済めばまた元のガラスに戻るので、今まで乗った車両では見たことないものでした。
客室を出ると2号車の乗降ドアの付近の壁面にアートギャラリーが施されています。
号車によってそれぞれ異なるらしく、つい最近、上越新幹線で土日限定で走っている現美新幹線が今年12月19日に運行終了とニュースがありましたが、885系なら年中無休で楽しめるので、列車に乗りながら芸術も楽しみたい人は博多まで来ることをお勧めします!