箱根登山鉄道全線復旧!

箱根の山を再び登る!

 

箱根登山鉄道は、小田原から箱根湯本間と箱根湯本から強羅間を結ぶ観光路線で、土砂災害により箱根湯本から強羅間が不通になってしまいましたが、令和2年(2020年)7月に全線再開となりました。

 

小田原から箱根湯本までは、小田急の電車が乗り入れています。

 

 

箱根湯本駅で強羅行き電車に乗り換えます。

 

箱根湯本から先の強羅までは急勾配80‰があり、車両も一般電車よりもフェールセーフに気を使ったブレーキ系統、屋根上の抵抗器、普通鉄道の油だと滑ってしまうため水を撒く装置と給水タンクなど、かなり特徴的な装備となっています。

 

車両は現在では希少なモハ2形が運用に宛がわれました。

 

この車両は古い木造車両をリニューアルした車両で、カルダン駆動化などの近代化工事など、度重なる改良を受けながら、現在でも活躍しています。

 

またこの車両は冷房を装備していない車両で、現在では大変希少となっています。

 

 

平成初期の緑一色だったモハ2形の復刻カラーです。

 

他にも塗装バリエーションがいくつかあります。

 

 

こちらは1000形「ベルニナ号」です。

 

スイスレーティッシュ鉄道の姉妹提携を組んだことからこの名称が与えられたとか。

 

特別料金不要の列車では珍しく鉄道友の会「ブルーリボン賞」を受賞した車両で、個性的なデザインが光ります。

 

箱根登山鉄道の主力車両として、活躍しています。

 

 

こちらは登場して間もない頃のカラーリングです。

 

前面には全線再開を記念したありがとうステッカーを掲示していました。

 

 

箱根湯本のエヴァコラボ。

 

まだまだ盛り上がりそうです。

 

 

小田急の最新鋭特急70000形「GSE」です。

 

50000形「VSE」に変わる次世代型観光特急で眺望性に最もこだわった形式です。

 

ロマンスカーの伝統である連接台車の採用は強度の問題や保守性が嫌われたためか見送られ、オーソドックスなボギー車体ではありますが、小田急の自慢でもあるSiCVVVFインバーター採用など性能面でも大きく向上しています。

 

 

令和元年(2019年)には鉄道友の会ブルーリボン賞が贈呈されました。

 

箱根の今後に期待です。