荏原中延駅【東京都】(東急池上線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


今回の【駅】コーナーは、
東京都品川区中西部の、複数の商店街が形成されている住宅街に位置する東急池上線の駅で、1989年に地下化され、池上線らしからぬ(?)都会的な雰囲気の駅である、
荏原中延駅 (えばらなかのぶえき。Ebara-nakanobu Station) です。
 
 
駅名
荏原中延駅 (IK 04)
 
所在地
東京都品川区
 
乗車可能路線
東急電鉄:池上線 
 
隣の駅
五反田方……戸越銀座駅
蒲田方………旗の台駅 
 
訪問・撮影時
2019年10月
 
 

荏原中延駅は地下駅で、周辺の踏切を改称するため1989年(平成元年)に地下化されました。
ホームの地上部に2階建ての駅ビルがあり(写真中央)、1階に改札口など駅舎機能と「オリジン弁当」と保険代理店のテナントが、2階にスーパー「東急ストア」が入居しています。
右側の標識の先、駅ビル1階右端には公衆トイレがあります。駅ビル1階左端には交番があります。
尚、荏原中延駅には駅前広場が存在せず、出入口が広く取られているのみです。駅近くにバス路線はありません。
写真は北西を望む。地上時代は手前(南西)~奥(北北東)に線路が延びていて、現在の駅舎の位置にホームがありました。
 
 

 

2枚とも駅前の様子です。北を望む。右側に荏原中延駅があります。
駅前を南(手前)~北(奥)に延びる幅員の狭い道路(駅前通り)沿いには商店街が形成されていて、駅部分を境に北側(奥)は商店街「サンモールえばら」です。沿道には商店が軒を連ねていて、チェーン店もありますが、個人商店も多いです。
また、商店街を離れると住宅街が広がっています。一戸建て住宅も多く見られます。
 
 

駅前の様子です。南を望む。左側に荏原中延駅があります。
南側には北側とは別の商店街「中延商店街 (愛称:なかのぶスキップロード)」が大井町線・中延駅西側駅前まで延びています。こちらも個人商店の割合が高く、シャッターが下りている店舗もありますが活気があると言えます。ちなみに荏原中延駅から中延駅まで約450mです。
約50m先からはアーケードが設置されています。
また、駅舎と反対側、右側(南西)へ続く地上線跡は平屋建ての商業施設になっていて「ドトール」などのテナントが入居しています。
南側も商店街から離れると住宅街が広がっていて、一戸建て住宅の割合が高いです。
 
 

駅ビル1階にある改札口の様子です。北東を望む。荏原中延駅の改札はこの1ヶ所です。後方に出入口があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり、一番左は広幅通路(ワイド改札口)です。
左端には窓口兼有人通路があります。駅員不在時に備えてインターホンが設置されています。
改札口の左手前には自動券売機が設置されています。
自動券売機の手前には売店「toks」がありましたが閉店となり、跡地には飲料自動販売機が設置されています。さらに手前には交番があります。
改札の右手前には2階にある「東急ストア」の出入口と保険代理店、「オリジン弁当」があります。
トイレ・多機能トイレは改札内にはなく、駅出入口右側の2階「東急ストア」へ上がる階段手前にあります。
改札階と地下1階にある各ホームとの間は階段、上りエスカレーター(5:15~終電)、エレベーターで結ばれています。2番線側のみ階段が2ヶ所あります。
尚、荏原中延駅構内に売店・コンビニはありません。ご注意下さい。
 
 

1番線ホーム側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
東急標準のデザインで、池上線のラインカラー(桃色)が使用されています。
駅ナンバリングも表示されています(IK 04)。
 
 

荏原中延駅は相対式ホーム2面2線の地下構造で、地下1階にあります。
北北東方向~南西方向にホームが延びていて、ホームはカーブを描いています。
右(東)が1番線で下り蒲田方面、左(西)が2番線で上り五反田方面です。
尚、池上線は東急多摩川線と同様にホームセンサー方式の都市型ワンマン運転を行っていて、転落や乗客と車両の接触を防止するため、ホームにはセンサー付き固定式ホーム柵と監視モニターが設置されています。将来的に設備が老朽化した場合はホームドアに取り替えられるかもしれません。
有効長は3両分強ありますが、使用しない部分は柵で仕切られ立入禁止です。
ホーム幅は池上線の駅にしては広い方です。
また、各ホームにはベンチ、冷水器があり、2番線には飲料自動販売機も設置されています。
写真は1番線ホームより五反田方を望む。
 
 

こちらは1番線ホームより蒲田方を望む。
左(東)が1番線で下り蒲田方面、右(西)が2番線で上り五反田方面です。
ホームは地下1階に設置されていますが、上空は橋上駅舎に覆われています。
当駅付近の地下区間は掘割に蓋をかぶせる形の構造で、浅い位置を走っています。
 
 

1番線より五反田方を望む。ホーム先端が立入禁止になっています。
この先、左へカーブして住宅街の中を地下区間で北北東へ走り、一旦明かり区間に出ますが再びトンネルに入り都道420号をアンダーパスします。その後は地上へ出てしばらく掘割区間を走り、やがて地平区間に出ると駅前に知名度の高い商店街が存在する戸越銀座駅へと至ります。
 
 

1番線より蒲田方を望む。
この先、右へカーブして住宅街の中を地下区間で南西へ走ります。その後は掘割区間と地下区間を繰り返しながら南西へ進み、上り勾配を経て地平区間になると程なくして大井町線との乗換駅である旗の台駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が荏原中延駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。ローカルムードを感じない地下駅ですが、車両を見て池上線である事に気付きましたw また、駅前は整備・再開発されておらず、昔ながらの狭い道路沿いに商店街が形成されていました。
 
新宿からですと山手線内回り(渋谷方面)で五反田駅まで行き、東急池上線の蒲田行きに乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅へ。山手線外回り(渋谷方面)で五反田駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅近くに複数あり、スーパーは駅ビル内に「東急ストア」が、駅南側に「まいばすけっと」があります。一方、駅前に気軽に入れる飲食店は少なく、チェーン店は「CoCo壱番屋」「大阪王将」「らあめん花月嵐」「ドトールコーヒーショップ」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東急池上線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は荏原中延駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東急電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)