四国満喫きっぷスペシャルの旅2日目は朝の【松山駅】からスタート。
乗車する列車は 『伊予灘ものがたり~大洲編~』 です。
松山で宿泊にしたのは、朝の早い時間に出発する 『~大洲編~』 に
乗車するためです。
1年ぶりの 『~大洲編~』
今回は2号車“黄金の章”に乗車。
座席は1-B海側カウンター席の一番端です。
愛媛のゆるキャラみきゃんと伊予灘ものがたり運行6周年うちわを添えて
この座席は戸袋があり、窓割りが微妙なので敬遠する人も
多いと聞きますが、車窓から写真を撮るのがメインでなければ
テーブルの占有スペースが少し広く足元もゆったりしてるので
一人旅の身には悪い席ではないです。まぁ“みきゃん”が居ますけどw
何より、アテンダントさんが待機するカウンターに近く
出発時と到着時に、アテンダントさんが車内放送に合わせ
とても奇麗な姿勢で、乗車のお礼のお辞儀を間近で受けられ
凄く心地よい気持ちにさせてくれます。
先週6周年を迎えた 『伊予灘ものがたり』 は、多くの駅員やスタッフに
見送られ【松山駅】を出発。
程なく予約していた朝食が運ばれてきます。
『~大洲編~』 も2度目なので、セカセカ写真を撮らず
ゆっくり車窓を眺めながらオシャレなモーニングを頂きます。
【キューブパンでモーニングプレート】と名付けられた今回のメニュー
ワンプレートに盛り付けられた地元食材の数々。
全体に柑橘類やシソなど、酸味を効かせたサッパリ系の献立は
パンも、しっとりとしたレモン風味のパンで口あたりも優しい。
梅雨明けして、いきなり猛暑日が続く時期にはとても食べやすく
すがすがしい夏の伊予灘を見ながら食べる朝食は格別です。
【松山駅】を出発して30分ほどで『愛ある伊予灘線』と愛称のついた
伊予灘の海岸線を走るルートに入り【下灘駅】に到着。
【下灘駅】は 『伊予灘ものがたり』 で一番アテンダントさんが忙しい駅。
乗客の記念撮影のサービスをしたり、歓迎ボランティアへのお礼など
停車時間内で、乗客から沿線の方まで気遣いを怠りません。
モーニングプレートと食後のコーヒーを済ませた後は
ドリンクメニューからカクテルをオーダーしました。
7/4の運行再開からの新メニュー 『伊予灘サニーロゼ』
愛南ゴールドという産地が限られる希少な柑橘の果汁にロゼワインを入れ
フローズンフルーツを加えた、食後のデザート兼お酒と言ったカクテルです。
サッパリとした朝食の後の軽く飲むアルコールは、やはりビールより
こういったカクテルがマッチしますね。朝の9時台に酒かよ!って突っ込みは無しでw
【下灘駅】を出ると串鉄橋を渡ります。
長くはない鉄橋ですが、砂利浜の上を列車が走るので透明な海面を
見ることが出来ます。
観光列車なので速度を落とし、乗客への見どころの一つとして
ガイドの案内が入ります。
でも、電車ではなく気動車で、この超スロー走行をするのは
運転手さんは大変だろうと思うんですが・・・。
市の境界にある駅【伊予長浜駅】を抜けると大洲市に入ります。
『伊予灘ものがたり』 は大洲市と八幡浜市の2系列のルートを
運行していますので、ここからさらに沿線からの歓迎は増えてきます。
【八多喜駅】は婦人会の皆さんとゆるキャラ“はたっきー”の登場
【五郎駅】は名物たぬき駅長はじめ沿線の皆さんのお見送り。
オリジナルグッズやお土産の車内販売も始まり2点ほど購入。
会計時のアテンダントさんの応対も、とても明るい笑顔の対応なので
次回も何か買おうという気分にさせてくれます。
アテンダントさんが各席に、乗車のお礼の挨拶と乗車記念を配り始めると
間もなく 『伊予灘ものがたり~大洲編~』 の旅も終了です。
地元企業から田楽みそのお土産と、ものがたり列車シンボルマーク入り
マスクケースも頂きました。運行再開日の『千年ものがたり』でも頂いたので2つ目。
終着駅【伊予大洲駅】では、大洲城からの陣旗振りでお見送りをしている
大洲城の方が観光アピールを兼ねてお出迎え。
列車は折り返し 『~双海編~』 となるため準備が始まります。
そういえば、俺はまだ双海編は乗車していないんですよね。
俺は今日の宿泊地である高知市を目指すため
【伊予大洲駅】からは、アテンダントさん達に見送られ
特急 宇和海 9号 10:52 宇和島 に乗車し先へ進む。
この 特急 宇和海 9号 で【宇和島駅】まで行き、そこから“予土線”に
乗り換えるのですが【宇和島駅】での乗り換え時間が2分。
この乗り継ぎに失敗すると【窪川駅】まで行く列車は約3時間半ありません。
特急乗り継ぎで、来たルートを戻る方が速く【高知駅】に着けるのですが
せっかくの四国満喫きっぷスペシャルです。
“予土線”しまんとグリーンラインを乗車せず満喫したと言えるか
若干列車に遅れが出ていたのか
「予土線窪川行きご乗車のお客様、列車はご乗車をお待ちしております」と
乗り換えを促す車内放送が入る。
急いで自販機でお茶を買ってから、写真も撮らず連絡通路を小走りし
普通 海洋堂ホビートレイン かっぱうようよ号 11:42 窪川 に乗車
喉が渇いていたが、予土線の列車にはトイレが無いので
お酒の入っている俺は、控え目にお茶を飲む。
【宇和島駅】を発車した列車は、山間部の秘境感満点の中を走り抜けます。
【近永駅】までは学生などで混雑していて乗車が遅かった俺は
後方車端部で立っていましたがその後は座ることが出来ました。
2時間半近くの乗車ですので座れないと辛いものがありますが
“予土線”しまんとグリーンライン今の季節山も川も軌道もまさに緑です。
何とかトイレも行くことなく無事【窪川駅】江川崎でダッシュしてる人が数名居ました・・・
トイレは持ったが、ピンチになったのはスマホのバッテリー
まぁ、次に乗るのは特急だから2700系が来たら何とかなる。
しかし無情にも 特急 あしずり10号 14:02 高知 はN2000+2000系編成
確かに、昨日はもう乗る機会が・・・と思ったけれどもだな・・・
『宇和海』は仕方ないが、このタイミングで『あしずり』の2000系引くか
15:04【高知駅】に到着。
少し早かったがホテルにチェックインし、シャワーを浴び涼んでる間に
スマホの充電。モバイルバッテリーを持ってこなかったのは大きな失敗だったな。
17:45に【高知駅】に戻り 『時代の夜明けのものがたり』 の到着を動画撮影。
明日のこの時間、あの列車から降りてくるのは俺だ
そして、夕食を食べるために高知市内に向かう。
高知でつまみで1杯となればやはり“鰹のタタキ”なので
やっぱりこの店。
藁焼き鰹たたき『明神丸』です。
頼んだのは鰹三昧12貫と生ビール2杯。
冷えたビールを飲みながら本場の美味しい肴を味わう。
良いひと時を過ごした後、今日も朝から動き回ったので
ホテルに戻り明日のために早く寝ることにしました。
明日は四国満喫きっぷスペシャル最終日。
いよいよ今回の“乗り鉄”旅の本命
『志国土佐時代の夜明けのものがたり~開花の抄~』 乗車日です。