旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

ほぼ2年ぶりの「鉄分補給」

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 いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。

 タイトルの通り、本日は久しぶりにカメラを携えて線路際へと行ってきました。

 記録を見ると、2018年を最後にほとんど「鉄分補給」ができていない状態でした。2019年には仕事が忙しくなり、補給ができたといえば夏に名古屋の「リニア・新幹線館」を見学し、年末に東武鉄道のSL「大樹」に乗ったぐらい。どちらも家族旅行だったので、どっぷりと浸れるという状況ではなかったのですが、まあ、贅沢は言えません。

 そして年が明けると今度はコロナ禍の到来、そして緊急事態宣言と「巣ごもり」生活で外出もできない始末。今の仕事と立場では、安易にお出かけすることは許されないので、結局「鉄分補給」はままならないままでした。

 その割には、ブログは続いているのも自分で関心しています。私の場合、「書き鉄」でもあるので、これはこれで楽しめてはいるのですが、さすがに実物を見て楽しむことにはかないません。

 ようやく落ち着き、夏休みにも入ったということで、今日は朝早く起きて「鉄分補給」に鶴操(新鶴見信号場)へと出かけてきました。

 鶴操につくと、既に下り発着線には3本の貨物列車が停車していました。実は鶴操の「貨物列車ラッシュ」の時間帯は、早朝5時ぐらいから8時過ぎまでと、昼の11時から14時過ぎまであるので、同時に3本の列車が停車していたのです。

 そして、よーく見ると、点灯している前灯に違和感がありました。

 2本は前灯が3個ついていたのでEH200EH500だとわかりました。が、もう1本は前灯が2個しかついていません。そして、その高さも低めの位置ではありませんか。近づいてみると、そこにはなんと「あのカマ」がいたのです。

 そして、なんとかいいポイントを見つけようと右往左往しているうちに、甲高い汽笛が「ピッピッ」と鳴るではありませんか!この汽笛を単声で2回鳴らすのは、入換で走り出すときの注意喚起の合図です。

 もはやいいポジションなど探す間もなく、「あのカマ」がこちらにやって来たので、慌ててカメラのレンズを向けて取ったショットがこちら。

 

f:id:norichika583:20200808155708j:plain▲1056レ~4067レ(福岡(タ)~倉賀野)EF66 27【吹】単機入換中 2020.8.8

 

 何ともお恥ずかしいショットなのですが、今となっては貴重なEF66 27号機の姿です。もっとまともなアングルで撮れればよかったのですが、この時はこれが精一杯。しかもフェンスが継ぎ足されてしまっていたため、私の背よりも高いので、やむなくレンズは広角にして、ファインダーを覗かないでレンズを向けたのです。

 今度はいつやって来るかわからない27号機なのですが、もう一度幸運が巡ってくれば嬉しいです。

 次いでやって来たのはこちら。

 

f:id:norichika583:20200808132330j:plain▲4067レ(福岡(タ)発 倉賀野行)EH500-3【仙貨】2020.8.8

 

 仙台のEH500ですが、塗色に特徴のある先行量産機の3号機。EH500は試作機、先行量産機の一次型と二次型、そして量産機と4つの形態がありますが、私はこの二次型がお気に入りです。その意味でも、今日の「鉄分補給」はかなりの幸運でした。

 その後いくつかの列車を撮影しましたが、今日のメインディッシュはこれだったのです。

 

f:id:norichika583:20200808145202j:plain▲153レ(末広町~川崎貨物~梶ヶ谷(タ))EF66 128【吹】 2020.8.8

 

 ちょっと右斜めに下がった、今日二番目に恥ずかしいショット。何の変哲もないEF66 100番代ですが、その後に続くコンテナとセットであることが、今日のミッションでは重要でした。

 

f:id:norichika583:20200808145308j:plain▲153レ コキ104-1799 2020.8.8

 

 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、日本で初めて(かもしれない)静脈物流の元祖(だと思います)の153列車。JR貨物の内部では「ゴミ列車」とも呼ばれている、川崎市が1列車借り切っている「クリーンかわさき号」です。

 市内で出た生活廃棄物の焼却灰や空き缶、空き瓶などの資源ごみを運ぶ列車で、神奈川臨海鉄道末広町駅から川崎貨物駅を経由し、武蔵野線梶ヶ谷貨物(タ)駅の間で運転されています。しかも運転距離が短いだけでなく、市内だけで運転が完結するという貨物列車としては珍しい列車です。

 実は、この写真を教材に使おうとということで、今回の早朝撮影だったのです。まあ、仕事といえば仕事かも知れませんが(笑)、とはいえかつてはここが「仕事場」の一つでだったので、職を変えても「仕事」をしているのには不思議な感覚でもありました。

 これに味を占めて、また出かけていきたいと思います。次回は「脚立」持参で。

 

 今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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