原宿駅に新しい旧駅舎を整備 外観「可能な限り」再現、にぎわい集う拠点に



JR東日本の東京支社は8月7日、山手線の原宿駅(東京都渋谷区)に残る旧駅舎の解体工事に8月下旬から着手すると発表した。旧駅舎の外観を再現した建物に建て替える。

新しい旧駅舎のイメージ。新駅舎(左)の脇に整備される。【画像:JR東日本】

原宿駅は3月21日から新駅舎の使用を開始。旧駅舎は東京オリンピック・パラリンピックの終了後に解体する計画だったが、オリンピックが2021年に延期されたことから、JR東日本は防火などの安全性を考慮して今年2020年8月下旬から解体工事に着手することにしたという。

一方、旧駅舎は「尖塔を載せたハーフティンバー様式のデザインが、街のシンボルとして親しまれてきました」(JR東日本)とし、旧駅舎の外観を可能な限り再現した新しい建物を建設することに。新しい旧駅舎で「まちの個性を活かしたにぎわい集う拠点づくり」を進めるという。

新駅舎と旧駅舎の位置関係。【画像:JR東日本】