渋谷駅【東京都】(京王井の頭線。2019年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都渋谷区の中心部・渋谷ターミナルの西側に位置する複合商業施設「渋谷マークシティ」内にあるる京王井の頭線の起点駅で、JR線、東急線、東京メトロ線との乗換駅でもある
渋谷駅 (しぶやえき。Shibuya Station) です。
 
 
駅名
渋谷駅 (IN 01)
 
所在地
東京都渋谷区
 
乗車可能路線
京王電鉄:井の頭線 
 
隣の駅
吉祥寺方……神泉駅 
 
乗換可能駅
JR東日本:山手線埼京線湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線……渋谷駅まで徒歩5分
東京メトロ:銀座線……渋谷駅まで徒歩7分
東急電鉄:東横線、東京メトロ:副都心線……渋谷駅 (東横線・副都心線) まで徒歩10分
東急電鉄:田園都市線、東京メトロ:半蔵門線……渋谷駅 (田園都市線・半蔵門線) まで徒歩10分
 
訪問・撮影時
2019年8月ほか
 
 

JR線・渋谷駅北西側のハチ公口前、スクランブル交差点より南西を望む。
京王井の頭線の渋谷駅は、写真中央の高層ビル「渋谷マークシティ」2階部分に駅舎・中央口改札・ホームがあり、1階の東側、神宮通りに面して中央口出入口があります(階段・上下方向エスカレーター・エレベーターあり)。
「渋谷マークシティ」は井の頭線・渋谷駅、東京メトロ銀座線・渋谷駅構内側線(渋谷車庫)、東急玉川線(玉電)渋谷駅跡にあったバスターミナルの位置に建設された再開発ビルで、ハチ公口前から道玄坂にかけて2棟の高層ビルなどで構成されている複合施設です。井の頭線の渋谷駅、渋谷車庫、バスターミナルをはじめオフィス、ホテル、商業施設が入居しています。
左側はハチ公口で、手前の駅前広場に忠犬ハチ公像があります。広場には地下に位置する東急線や東京メトロ半蔵門線・副都心線の渋谷駅出入口があります。
「渋谷マークシティ」とハチ公口にある東急百貨店東横店の間には連絡通路があり、東急百貨店を介してJR線や銀座線の渋谷駅と繋がっています。連絡通路南側には銀座線・渋谷駅と渋谷車庫を繋ぐ出入庫線(高架)が並行しています。
尚、東急百貨店東横店のビルは建て替えのため、解体される予定です。
そしてスクランブル交差点の西側(右側)にはファッションビル「渋谷109(マルキュー)」が、北西側(右後方)には渋谷センター街があります。
 
 

中央口出入口前より北を望む。左後方に中央口出入口があります。
出入口のすぐ北に東急田園都市線(東横線)・東京メトロ半蔵門線(副都心線)の出入口があり、その先にスクランブル交差点があります。
道路(神宮通り)を挟んで右側(東)にハチ公像やJR線渋谷駅・ハチ公口があります。
 
 

中央口出入口前より東を望む。右後方に中央口出入口があります。
道路(神宮通り)の反対側(正面)にはJR線渋谷駅ハチ公口の駅前広場があり、忠犬ハチ公像や東急旧5000系電車デハ5001号(通称:青ガエル)が静態保存されていますが、5001号は渋谷駅再開発のため2020年7月にハチ公の故郷である秋田県大館市へ移設される予定です。
ハチ公口の向こう側(JR線の東側)には再開発ビルの「渋谷ヒカリエ」や「渋谷スクランブルスクエア」が見えます。
 
 

JR線・渋谷駅西口より北西を望む。
右側の高層ビルは京王井の頭線・渋谷駅などが入居する「渋谷マークシティ」で、東側を通る神宮通りに面して中央口出入口があります。
後方にはJR線・渋谷駅西口があり、手前には東急バスや京王バスが発着する西口バスターミナルがあります。
右端の建物は東急百貨店東横店で、その裏手にハチ公口があります。
そして左端の建物は再開発ビル「渋谷フクラスビル」です。「東急プラザ渋谷」などが入居しています。
また、「渋谷フクラスビル」と右手の中層ビルの間には繁華街「渋谷中央街(渋谷中央通り)」が西の道玄坂方面へ延びています。
尚、渋谷駅周辺は商業集積地で、住宅はまず見られません。
 
 

中央口出入口南側より南東を望む。右後方に中央口出入口があります。
手前の道路は神宮通りで、その先に西口バスターミナルがあります。その東側(前方)に立地する東急百貨店東横店南館および南に隣接するビルにJR線・渋谷駅の西口があります。
西口の向こう側(写真左前方)には超高層ビル「渋谷スクランブルスクエア」があり、正面の超高層ビルは「渋谷ストリーム」です。
また、右前方(南)では玉川通り(国道246号)が東西方向に通っており、高架部には首都高速3号渋谷線が通っています。
 
 

京王井の頭線・渋谷駅の東口に相当する中央口改札の様子です。「渋谷マークシティ」東口にあります。西を望む。
後方には地平の出入口とを結ぶ階段・上下方向ES・EV(東急線・半蔵門線・副都心線方面)やJR線・銀座線方面への連絡通路、そして「渋谷マークシティ」3階への階段・上下方向ES・EVがあります。JR線方面への連絡通路沿いには岡本太郎氏が描いた巨大壁画「明日の神話」が展示されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が多数並んでいます。中央部は出口専用になっています。
一番右のみ幅広通路で、その右側(右端)には有人通路があります。
改札口の右手前には自動券売機があり、更に手前には定期券うりばがあります。
トイレ・だれでもトイレは改札内の降車ホーム脇に設置されています。
そして改札の先はホームになっています。段差はありません。
尚、改札内外に売店「K-SHOP」があります。
 
 

こちらは西口です。南を望む。
東西方向の高架上に井の頭線ホームがあり、その高架下右側に西口駅舎・改札口があります。
駅全体が「渋谷マークシティ」に覆われています。
西口は中央口出入口の約150m西にあります。繁華街にあり、人通りが多いです。
井の頭線をくぐった先(南)は道路が二股に分かれており、正面がセルリアンタワー通り、左がプラザ通りで、いずれも前述の渋谷中央街と交差します。
駅南側にも繁華街が広がっています。
 
 

西口より北を望む。後方2階に井の頭線・渋谷駅があり、左後方の1階部分に西口があります。
北方向にも繁華街が形成されています。飲食店が多いです。
約100m先で道玄坂に突き当たります。道玄坂地下を東急田園都市線が走っています。
道玄坂を右(東)に行けば「渋谷109」やスクランブル交差点、他社線の渋谷駅に到達します。
 
 

西口改札です。ホーム直下の1階にあります。西を望む。右が北側、左が南側です。
駅外道路と改札の間に段差があり、また改札とホームを結ぶエレベーターも存在せず、西口はバリアフリー非対応です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が5通路あり、右端に有人通路があります。幅広通路はありません。
改札口の右手前には自動券売機があります。
改札内には通常のトイレのみ設置されています。
尚、西口構内に売店・コンビニはありません。
 
 

こちらは「渋谷マークシティ」4階、ショッピング&レストランアベニューのフロアです。
南を望む。後方に井の頭線・渋谷駅のアベニュー口改札があります。そして西側(右)には道玄坂方面への出入口があります。
アベニュー口は施設内にある改札口なので、営業時間は7:30~22:00と短くなっています。
尚、アベニュー口と下層にある井の頭線ホームの間には階段しかなくバリアフリー非対応なので、車いすで井の頭線をご利用の場合は前述の中央口へ回る必要があります。
上層の5階には高速バス・空港リムジンバスが発着する屋内型のバスターミナルが設置されています。
そして、5階以上は東側の「マークシティイースト」(25階建)がホテル棟で「渋谷エクセルホテル東急」が入居しており、西側の「マークシティウエスト」(23階建)がオフィス棟です。
 
 

アベニュー口改札の様子です。北西を向いて撮影。右後方が中央口方面、左前方が道玄坂方面です。
駅員無配置で、改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり、右端に窓口(通常は閉鎖)があります。幅広通路はありません。
改札口の右手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。
アベニュー口改札内にはトイレ・多機能トイレがありません。ホームまたは「渋谷マークシティ」4階の設備を利用する形になります。
改札の先には2階ホームへ下る階段があり、途中の3階踊り場で1・2番線ホームと1番線降車ホームへと分かれます。
尚、アベニュー口改札内に売店・コンビニはありません。4階フロアの西側(道玄坂方面)にコンビニエンスストア「ファミリーマート」があります。
 
 

時刻表・路線図と一体になった建植式の駅名標です。電照式で、バックライトはLEDです。
京王の標準デザインで、外国語は英語の他に中国語・韓国語も併記されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (IN 01)。

尚、渋谷駅は井の頭線の起点駅であるため、駅番号は当駅から順に振られています。
 
 

井の頭線・渋谷駅は頭端式ホーム2面2線の高架構造で、東北東~西南西方向にホームが伸びています。
右側ホーム(正面。北側)の右(北)が2番線、左(南)が1番線で、1番線のさらに左(南)には降車専用ホームがあります。
2番線は乗降とも同じホームですが、1番線は乗車・降車でホームが分離されています。
頭端式ホームなので、後方の終端方で両ホームが繋がっています。さらに後方には中央口改札があります。
ホームドアは2番線と1番線乗車ホームのみ5両分設置されていて、1番線降車ホームは未設置でした(2019年8月時点)。
有効長は5両分強ありますが、ホームドアが設置されている右側ホームは吉祥寺方(写真奥)のホーム端に立入できません(左側の1番線降車ホームは端まで立入可能)。
ホーム幅ですが、1・2番線は終端方が広く、吉祥寺方へ進むにつれて狭くなります。1番線降車ホームは幅が狭いです。
地上駅ですが、ホームの上空は「渋谷マークシティ」に覆われていて雨に濡れる事はありません。
右側の1・2番線ホームには飲料自動販売機が設置されています。以前は目の前(正面のホーム中央)に売店がありましたが、撤去されています。1番線降車ホームの左側にはトイレ・だれでもトイレがあります。
そして後方には中央口改札が、前方の吉祥寺寄りには西口へ下る階段(各ホーム2ヶ所)、アベニュー口へ上がる階段(各ホーム1ヶ所)が、それぞれ設置されています。中央口のみバリアフリーに対応しています。
写真は吉祥寺方を望む。
 
 

こちらは1・2番線ホームの吉祥寺方より終端方を望む。
右ホームが1番線降車ホーム、左ホームが右から1番線乗車ホーム、2番線乗降ホームの順です。
1番線降車ホームの右(南)には銀座線の渋谷車庫があります。
また、こちら側はホーム幅が狭いです。各ホームとも正面に西口へ下る階段があり、少し先にアベニュー口へ上がる階段があります。
 
 

1・2番線ホームより吉祥寺方を望む。すぐ先に両渡り線があります。
この先、「渋谷マークシティ」を出て僅かな明かり区間を通るとトンネル(渋谷隧道)に入ります。渋谷は起伏の大きい地形で、渋谷隧道は山岳トンネルになっています。その後は東急田園都市線と交差し、道玄坂地区の市街地をトンネルで西へ抜けて、やがて右へカーブしてトンネルを出るとすぐに踏切を渡り、橋上駅舎下とトンネル内にホームが延びて地下駅のような様相を呈している神泉駅へと至ります。
 
 

2番線より終端部を望む。
1・2番線とも車止めがあり、その先に中央口改札があります。
尚、「渋谷マークシティ」が建設される前はホーム端が約0.1km東(前方)にありました。
ちなみに井の頭線の建設当初より渋谷駅より先(山手線の内側の都心方面)への延伸構想は存在しなかったと思われます。
 
 
あとがき
私が京王井の頭線の渋谷駅で下車(乗車)したのは2002年以降何度かあります。当初は乗りつぶし、車窓風景撮影、単純乗り鉄が目的でしたが、終着駅ゆえに必然的に改札を通っています。そして2017年以降は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。ターミナル駅にしては規模が小さい事に驚きました。2線しかないため到着した列車がすぐに折り返していく光景が印象的でした。また駅はスクランブル交差点のすぐ南側にあり、JR駅とを結ぶ連絡橋からはスクランブル交差点を一望できました。
 
新宿駅からですと山手線外回りなどJR線をご利用の上、渋谷駅で下車すぐです。井の頭線で当駅入りされたい場合は京王線or京王新線で明大前駅まで行き(京王ライナーを除き特急以下全種別が停車します)、井の頭線渋谷方面の急行or各駅停車に乗り換えて終点下車です。この京王のみのルートは遠回りで時間もかかりますが、運賃は大人178円と格安(?)で、JRの大人157円と比較してもそう高くありません。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅まで行き、山手線の外回り電車に乗り換えて渋谷駅で下車すぐです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内や駅前にコンビニが複数あり、飲食店も駅前にチェーン店を含めて多数あります。時間帯により混雑する事があるので時間に余裕を持ってお出かけ下さい。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
京王井の頭線を乗り鉄の際は、渋谷駅をすぐに出ずにぜひ一度は駅を観察されてみて下さい!
そして渋谷へお出かけの際はぜひ京王井の頭線をご利用になり、一度は渋谷駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:京王電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)