阪急6000系では、竣工時点における編成両数を基準に番台区分がなされており、
0番台:8両編成で竣工(中間付随車の上2桁が「65」)
10番台:6両編成で竣工(中間付随車の上2桁が「66」)
20番台:2両編成で竣工(中間付随車はない)
※一部例外あり
となっています。また、追加製造された中間付随車は車両番号の上では「10番台」の空いている中間付随車の番号を埋めるように付番されています。
【編成解説】
6010編成:3両編成(竣工時6連:今津・甲陽線)
今津線・甲陽線では、1980年代後半〜1990年台前半にかけて2000系の能勢電鉄譲渡(1990年の時点で今津線・甲陽線に在籍していた車両のうち2062・2068・2070編成は能勢電鉄で現役) の際に3000系・3100系を代替として導入した。その後、今津線・甲陽線でのワンマン運転開始にあわせて専用機器を搭載した6000系に更新された際に登場したのが6010編成などの編成である。6010編成の場合、8両(6010編成+6750形6760・6770番台2両)のうちFS-369A装備車両(中間電動車・電装解除車)3両を6007編成・電装解除車1両を6014編成に、6660を6020編成に供出してワンマン運転専用編成へと生まれ変わりました。
6011編成:8両編成(竣工時6両編成:宝塚線)
6011編成は「日生エクスプレス」最初の乗り入れ対応編成として宝塚線所属の8000系8両編成とともに対応化工事の施工を受けた編成です。8000系では乗務員室直上のアンテナ取付部に2本のアンテナを取り付けていますが6000系では大阪梅田・宝塚方の両先頭車ともに乗務員室直後にあるクーラーキセの後方に専用台座を設置して無線機から伸びるケーブルを台座まで引き込んでいます。中間付随車は6011編成生え抜きの車両+6750形(元新開地方電動車ユニット)2両が使用されています。
6012編成:4両編成(竣工時6両編成:伊丹線)
2本アンテナをもつ6000系では唯一乗務員室直後に窓がない6012編成、ほかの編成に先立ち伊丹線へと転用されたこの編成には8両編成時代に「阪急納入1000両目記念」の特注銘板をつけた車両(6751:元2751)を編成に組み込んでいました。このころ編成中にいた6670・6680は7016編成とともに能勢電鉄7200系へと改造編入されています。
6013編成:8両編成(竣工時6両編成:宝塚線)
6000系10番台の登場した理由となっているのが「山陽電気鉄道への乗り入れ」。新開地以西の山陽区間は最長でも6両編成までしか乗り入れることができず、山陽乗り入れ全盛期にデビューした6000系・7000系では基本編成(6000系10番台・7000系20番台)+付属編成(6000系20番台・7000系20番台2連または30番台)による8両編成での運用が基本となっていました。現在の6013編成には6012編成由来の中間付随車が組み込まれています。
6014編成:4両編成(箕面線)
箕面線の6000系は2編成が在籍しており、3000系が現役だったころに予備車として使用されていた6014・6024編成が現在5100系・7000系とともに合計5編成という大所帯を構成しています。6014編成は電動車を6000形・6500形のユニットで構成した編成となっており、箕面方の6114は電動機を使用していない『暫定Tc車』として15年以上そのままとなっています。6614がいるはずの場所には6010編成から流れてきた6760が、本来の中間付随車は6024編成にそれぞれ組み込まれた状態となっています。
6015編成:8両編成(竣工時6両編成:宝塚線)
中間付随車のうち8連化には6750形(元VVVF車・6772)が使用されています。6000系の大規模更新では、乗降ドアの交換・3色LED式車内案内表示装置・化粧板・荷棚の交換・ドアチャイムと開閉動作警告灯の設置など車内のバリアフリー化・接客設備のリフレッシュが中心となっており7000系(一部)や5000系のように外観まで改造した車両よりも原形に近いスタイルが特徴的になっています。
6016編成:2両編成(竣工時2両編成:神戸線)
6016編成は中間電動車(6516・6616)が製造されなかった唯一の10番台であり、中間付随車(6676・6686:製造当初は6026編成に組み込み、6656と6666は欠番)と組成を入れ替えながら使用されてきた。現在は中間付随車が6025・6026編成にそれぞれ1両ずつ組み込まれており、先頭車同士の2両で神戸線通勤特急の運用(6016編成+7000系8両編成)に就いています。
ここまでは10番台の現況を解説していきました。次の記事では20番台の現況について解説していきます。
まえ
もくじ
あと
0番台:8両編成で竣工(中間付随車の上2桁が「65」)
10番台:6両編成で竣工(中間付随車の上2桁が「66」)
20番台:2両編成で竣工(中間付随車はない)
※一部例外あり
となっています。また、追加製造された中間付随車は車両番号の上では「10番台」の空いている中間付随車の番号を埋めるように付番されています。
【編成解説】
6010編成:3両編成(竣工時6連:今津・甲陽線)
今津線・甲陽線では、1980年代後半〜1990年台前半にかけて2000系の能勢電鉄譲渡(1990年の時点で今津線・甲陽線に在籍していた車両のうち2062・2068・2070編成は能勢電鉄で現役) の際に3000系・3100系を代替として導入した。その後、今津線・甲陽線でのワンマン運転開始にあわせて専用機器を搭載した6000系に更新された際に登場したのが6010編成などの編成である。6010編成の場合、8両(6010編成+6750形6760・6770番台2両)のうちFS-369A装備車両(中間電動車・電装解除車)3両を6007編成・電装解除車1両を6014編成に、6660を6020編成に供出してワンマン運転専用編成へと生まれ変わりました。
6011編成:8両編成(竣工時6両編成:宝塚線)
6011編成は「日生エクスプレス」最初の乗り入れ対応編成として宝塚線所属の8000系8両編成とともに対応化工事の施工を受けた編成です。8000系では乗務員室直上のアンテナ取付部に2本のアンテナを取り付けていますが6000系では大阪梅田・宝塚方の両先頭車ともに乗務員室直後にあるクーラーキセの後方に専用台座を設置して無線機から伸びるケーブルを台座まで引き込んでいます。中間付随車は6011編成生え抜きの車両+6750形(元新開地方電動車ユニット)2両が使用されています。
6012編成:4両編成(竣工時6両編成:伊丹線)
2本アンテナをもつ6000系では唯一乗務員室直後に窓がない6012編成、ほかの編成に先立ち伊丹線へと転用されたこの編成には8両編成時代に「阪急納入1000両目記念」の特注銘板をつけた車両(6751:元2751)を編成に組み込んでいました。このころ編成中にいた6670・6680は7016編成とともに能勢電鉄7200系へと改造編入されています。
6013編成:8両編成(竣工時6両編成:宝塚線)
6000系10番台の登場した理由となっているのが「山陽電気鉄道への乗り入れ」。新開地以西の山陽区間は最長でも6両編成までしか乗り入れることができず、山陽乗り入れ全盛期にデビューした6000系・7000系では基本編成(6000系10番台・7000系20番台)+付属編成(6000系20番台・7000系20番台2連または30番台)による8両編成での運用が基本となっていました。現在の6013編成には6012編成由来の中間付随車が組み込まれています。
6014編成:4両編成(箕面線)
箕面線の6000系は2編成が在籍しており、3000系が現役だったころに予備車として使用されていた6014・6024編成が現在5100系・7000系とともに合計5編成という大所帯を構成しています。6014編成は電動車を6000形・6500形のユニットで構成した編成となっており、箕面方の6114は電動機を使用していない『暫定Tc車』として15年以上そのままとなっています。6614がいるはずの場所には6010編成から流れてきた6760が、本来の中間付随車は6024編成にそれぞれ組み込まれた状態となっています。
6015編成:8両編成(竣工時6両編成:宝塚線)
中間付随車のうち8連化には6750形(元VVVF車・6772)が使用されています。6000系の大規模更新では、乗降ドアの交換・3色LED式車内案内表示装置・化粧板・荷棚の交換・ドアチャイムと開閉動作警告灯の設置など車内のバリアフリー化・接客設備のリフレッシュが中心となっており7000系(一部)や5000系のように外観まで改造した車両よりも原形に近いスタイルが特徴的になっています。
6016編成:2両編成(竣工時2両編成:神戸線)
6016編成は中間電動車(6516・6616)が製造されなかった唯一の10番台であり、中間付随車(6676・6686:製造当初は6026編成に組み込み、6656と6666は欠番)と組成を入れ替えながら使用されてきた。現在は中間付随車が6025・6026編成にそれぞれ1両ずつ組み込まれており、先頭車同士の2両で神戸線通勤特急の運用(6016編成+7000系8両編成)に就いています。
ここまでは10番台の現況を解説していきました。次の記事では20番台の現況について解説していきます。
まえ
もくじ
あと