川崎鶴見鉄道録

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置き換え間近の413系で七尾線を旅する JR東海 完乗の旅 6日目⑥

前の記事はこちら。 


津幡駅からは、新たな乗り鉄旅を始めます。

56本目 七尾線 845M 七尾行き 津幡(12:43)⇒七尾(13:51

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今回乗車するのは、能登半島を南北に走る七尾線です。

この路線の普通列車に投入されているのは413系415系ですが、輪島塗りをイメージしたという茜色の車体が特徴となっています。

 

そしてご存知の方も多いと思いますが、413系415系は2020年秋~2021年春にかけて521系100番台に置き換えられることが発表されている車両です。

今回はそんな置き換え間近の413系に乗って、七尾線の完乗を目指します。

 

列車は定刻に津幡駅を発車。

3両編成ながら、座席がさらっと埋まる程度の混雑でございました。

 

津幡駅を発車早々、さっそく「見せ場」が訪れます。

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七尾線を含む北陸エリアのJR在来線や三セクは、そのほとんどが交流電化となっているのですが、ここ七尾線だけは直流電化となっており、津幡駅を発車してすぐの場所に交直セクションが設けられています

これは七尾線内にあるトンネルの断面が小さいため交流電化が出来ず、かつもともと北陸エリアの普通列車は交直流対応車で運転されていたことから、七尾線は直流電化を採用できたそうです。

413系など国鉄形車両は交直セクション通過時に照明が消灯しますが、521系などJR形の車両は消灯しないので、このような光景も間もなく見納めになることでしょう。

 

列車は昼下がりの田園地帯を走り抜けていきます。

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心なしか古風な建物が多いように思えました。

 

免田駅で対向列車と交換。

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あちらも413系でした。

今回は乗り鉄でしたが、いずれ撮り鉄もしてみたい気分ですね。

 

続いて羽咋駅で特急「能登かがり火」と交換しました。

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能登かがり火」は、北陸新幹線 金沢開業に伴いそれまで「はくたか」「しらさぎ」が七尾線まで乗り入れる特急の運行形態を、七尾線完結の特急として金沢駅和倉温泉駅間を分離して誕生した列車です。

運行範囲が短いこともあり、関東民にはそうそうお目にかかる機会のある列車ではないので、すれ違いながら見れてラッキーでした。

 

羽咋駅を過ぎると広大な田園地帯が広がります。

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このあたりは、七尾線でも有名な撮り鉄撮影地として知られています。

 

そんな金丸駅でも列車交換。

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こちらの415系800番台は、もともと関西地区で活躍していた113系485系の交流機器を移植し、交直流形式である415系編入した改造車という、ちょっと変わった経歴を持つ車両です。

そんな415系800番台も、まもなく活躍を終えようとしております。

 

沿線に人家が増えてきたら、終点の七尾駅に到着です。

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56本目 七尾線 845M 津幡⇒七尾
乗車時間:1時間8分
移動距離:54.4km

 

七尾線自体は、もう一つ先の和倉温泉駅が終点なのですが、普通列車は基本的に全て七尾駅止まりとなっています。

次回は七尾線に加え、さらにその先にある路線も完乗すべく乗り鉄を続けます。