東池袋四丁目停留場 (東池袋四丁目駅)【東京都】(都電荒川線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都豊島区中東部の、「サンシャインシティ」近くの住宅街に位置する路面電車・都電荒川線【愛称:東京さくらトラム】の電停・駅で、東京メトロ有楽町線・東池袋駅との乗換駅でもある、
東池袋四丁目停留場

(ひがしいけぶくろよんちょうめていりゅうじょう。Higashi-ikebukuro-yonchome Station) です。
 
 
電停名 (駅名)
東池袋四丁目停留場 【副駅名:サンシャイン前】 (SA 25)
(※) 記事内では「東池袋四丁目駅」「東池袋四丁目電停」と表記する場合があります。
 
所在地
東京都豊島区
 
乗車可能路線
東京都交通局:都電荒川線【愛称:東京さくらトラム】
 
隣の停留場 (電停・駅)
三ノ輪橋方……向原停留場 
早稲田方………都電雑司ヶ谷停留場
 
乗換可能駅
東京メトロ:有楽町線……東池袋駅まで徒歩6分
 
訪問・撮影時
2019年11月
 
 

早稲田方面ホームの出入口です。北東を望む。後方(南西)には三ノ輪橋方面ホームがあります。
東池袋四丁目駅ですが、専用軌道区間上、北東~南西方向にホームが設けられています。
両ホーム間で都電と日出通り(都道435号線)が交差していますが、踏切ではなく交通信号で制御されていますので、線路を横断の際は電車に注意が必要です。
日出通りの地下を東京メトロ有楽町線が通っていて、左側(北西方)にかけての地下に東池袋駅があり、都電と乗換が可能です。
交差点の先、都電の左側に建設中のビル(タワーマンション?)がありますが、ここに東池袋駅の4番出入口があります(現在はビル建設中により閉鎖)。
ちなみに東池袋四丁目駅の出入口は早稲田方面ホーム、三ノ輪橋方面ホームとも2ヶ所ずつあり、三ノ輪橋方面ホームの南側出入口を除き段差のないスロープ状になっていて、バリアフリーに対応しています。
尚、東池袋四丁目駅に駅舎・改札口はありません。トイレもありませんのでご注意下さい。
そして東池袋四丁目駅、東池袋駅とも駅前広場がありません。電停西側の日出通り上にバス停留所が設けられています。
 
 

こちらは三ノ輪橋方面ホームの出入口です。南西を望む。後方(北東)には早稲田方面ホームがあります。
左右方向の道路は日出通りで、地下を有楽町線が通っていて右側にかけての地下に東池袋駅が設けられています。
日出通りの先で都電を跨いでいる高架橋は首都高速5号池袋線です。
そして都電の左右の首都高速高架下には東池袋駅の出入口があります(右側が3番、左側が5番出入口。ともに階段のみ)。
 
 

駅前(北西側)の様子です。
手前(南東)~奥(北西)の道路は日出通りで、前方地下に東池袋駅があります。
後方で都電荒川線と日出通りが平面交差していて、その手前右側に早稲田方面ホーム、交差部先の左側に三ノ輪橋方面ホームがあります。
日出通りの左側には首都高速5号池袋線が並行しています。高架下には前述の東池袋駅出入口のほか、簡素なビルが数棟あり店舗が入居しています。
通りの右側は古くからの住宅街でしたが、近年再開発が進行し、高層マンションやタワーマンション、複合施設が次々と完成しています。
前方の白いタワーマンションは「エアライズタワー」で、その裏手にある業務用高層ビル「ライズアリーナビル」と「ライズシティ池袋」を構成しています。地下には商業施設が入居しています。
「ライズシティ池袋」の右側(北)にタワーマンション「アウルタワー」があり、さらに北には「サンシャインシティ」があります。都電からですと「サンシャインシティ」まで地上連絡となりますが、有楽町線・東池袋駅と「サンシャインシティ」の間は地下通路で結ばれています(ライズシティ池袋、アウルタワーを経由します)。
また、約300m北西には豊島区役所や商業施設が入居する複合ビル「としまエコミューゼタウン」があり、高層階はタワーマンション「ブリリアタワー池袋」になっています。
 
 

都電と日出通りの交差点、有楽町線・東池袋駅の4番出入口前より北西~北を望む。
後方に都電の東池袋四丁目駅があります。
前方の工事区域ではタワーマンション?が建設されていて、完成後には東池袋駅・4番出入口が復活するものと思われます。
現在はこの位置にビルがないので、「エアライズタワー」(左奥)、「アウルタワー」(右)をはじめ、奥には1978年の竣工当時はアジアで最も高かった超高層ビル(地上高239.7m)・「サンシャイン60」が見えます。しかし、ここにビルができるとそれらの高層ビルは見えなくなります。
 
 

駅前(南東側)の様子です。
手前(北西)~奥(南東)の道路は日出通りで、後方にかけての地下に東池袋駅があります。
都電荒川線と日出通りが平面交差しています。手前右側に三ノ輪橋方面ホーム、交差部先の左側に早稲田方面ホームがあります。
日出通りの右側には首都高速5号池袋線が並行しています。高架下に東池袋駅5番出入口や商店があります。
通りの左側や首都高の右側には住宅街が広がっています。再開発されておらず、一戸建て住宅の割合が高いです。
そして約150m南(右側)の一帯は東京都立雑司ヶ谷霊園になっています(最寄駅は都電雑司ヶ谷駅)。
 
 

こちらは三ノ輪橋方面ホームの南側出入口です。首都高速5号池袋線の高架下にあります。南を望む。
右側に東池袋駅の3番出入口があり、左側で都電と日出通りが交差しています。さらに左に早稲田方面ホームがあります。
ホーム中ほどに階段のみの出入口があり、ホーム左側には日出通りに面したスロープ出入口(北側出入口)があります。
ホームに面して公衆電話と駐輪場(登録制)があります。
この南側出入口と地下鉄3番出入口は至近距離にあり、しかも首都高の高架橋のおかげで雨に濡れずに素早く乗換できます。但し、横断歩道がありますので通行の際はご注意下さい。
 
 

早稲田方面ホームに設置されている駅名標です。
時刻表、路線図、周辺地図、運賃表と一体になっています。
各所には「都電荒川線」より「東京さくらトラム」の方が先に書かれています。
現在の都電の運賃は一律大人170円 (IC 168円) 、小人80円 (IC 84円) です。
また、駅ナンバリングも併記されています (SA 25)。
ナンバリングの英文字も「東京さくらトラム」の「さ (SA)」となっています。
ちなみに都電荒川線で駅ナンバリングが導入されたのは2017年と、都内の路線では相当遅い方です。
そして、「東京さくらトラム」の愛称は浸透しているのでしょうか? 
 
 

東池袋四丁目駅は相対式ホーム2面2線の構造で(実際は相対していませんが…)、北東方向~南西方向にホームが設置されています。
早稲田方面ホームと三ノ輪橋方面ホームは千鳥状に設置されていますが、これは都電の駅ではよく見られる構造です。
写真は早稲田方面ホームです。三ノ輪橋方面ホームは後方で交差する日出通りの向こう側にあります。ちなみに番線は設定されていません。
ホーム有効長は1両分で、ホーム幅は狭いです。転落防止用の固定柵は未設置です。
上屋はホーム全体に設置されていますが、出入口のスロープ部にはありませんので要注意です。
そしてホームの三ノ輪橋方(写真奥)には2名分のベンチがあります。
早稲田寄りの端(後方。南西)には日出通りに面したスロープの出入口があります。そして三ノ輪橋方の端にもスロープ出入口があり、その先の踏切道に接続しています。
写真は三ノ輪橋方を望む。
 
 

こちらは三ノ輪橋方面ホームです。早稲田方(南西)を望む。後方で交差する日出通りの反対側に早稲田方面ホームがあります。
三ノ輪橋方面ホームも有効長は1両分で、ホーム幅は狭いですが転落防止用の固定柵は設置されていません。
上屋はホーム全体を覆っています。各出入口部分は上屋こそないものの直上を通る首都高が屋根代わりになっています。
早稲田方のホーム端(奥)には2名分のベンチが設置されています。
三ノ輪橋方の端(後方。北東)には日出通りに面したスロープ出入口が、ホーム中ほど(右)には有楽町線3番出入口方面に通じる階段のみの出入口が、それぞれ設置されています。
 
 

三ノ輪橋方面ホームより早稲田方面ホームを望む。
手前には三ノ輪橋方面ホームがあり、手前側に有楽町線3番出入口方面への階段のみの出入口が、前方に日出通りへ向かうスロープ出入口があります。
また、両ホーム間には日出通りが横切っており、反対側(写真奥)に早稲田方面ホームがあります(電車同士がすれ違っている地点)。
日出通りの幅員が広いため、両ホームは少々離れています。
そして、日出通りとの交差部には都電用の縦型交通信号(交差点先の左側)が設置されています。
 
 

早稲田方面ホームより三ノ輪橋方を望む。
両側には都市計画道路(補助81号線)の事業用地の空地があり、完成後には軌道敷の左右に側道が並行する事になるのですが、事業の進行は遅いようです。
この先、左手にサンシャインシティや東池袋の高層ビル群を見ながら住宅街の中を北西へ走り、左へカーブ後も住宅街の中を走り続けます。そして最後は右へカーブして向原駅へと至ります。向原駅では東京メトロ丸ノ内線と交差しますが、丸ノ内線に駅は設置されていません(最寄駅は新大塚駅で、約550m離れています)。
 
 

三ノ輪橋方面ホームより早稲田方を望む。軌道敷両側には都市計画道路(補助81号線)が建設される予定ですが、用地買収率は低そうで、線路脇には昔ながらの住宅が多く残っています。
この先、軽い上り勾配で住宅街の中を南西へ走ります。その後坂を上りきって左へカーブしすると程なくして都電雑司ヶ谷駅へと至ります。東京メトロ副都心線の雑司が谷駅へはもう一つ先の鬼子母神前駅が最寄りとなります。
 
 
あとがき
私が東池袋四丁目電停で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅前は住宅街でしたが、駅西側は再開発が進み、タワーマンションが複数あった事に驚きました。また、サンシャインシティへの最寄駅かつ有楽町線との乗換駅という事で、乗降客が多かったです。
 
新宿駅からですと山手線外回り(池袋方面)に乗車して大塚駅で下車。駅前に発着する都電荒川線の早稲田行きに乗車して当電停下車です。あるいは新宿三丁目駅から東京メトロ副都心線で雑司が谷駅まで行き、隣接する鬼子母神前駅から都電の三ノ輪橋方面行き電車に乗り当電停下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅へ。山手線(品川乗換の場合は外回り、東京乗換の場合は内回り)に乗り換えて大塚駅で下車。以降は上記のルートで到達できます。もしくは品川駅or東京駅から山手線で有楽町駅まで行き、有楽町線の和光市方面電車に乗り換えて東池袋駅下車すぐです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニはあるものの、気軽に入れる飲食店は少ないです。チェーン店は「すき家」「ココイチ」くらいでしょうか。サンシャインシティまで行けば飲食店が多数あるのですが…。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
都電荒川線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は東池袋四丁目電停でも途中下車されてみて下さい!
またサンシャインシティへお出かけの際はぜひ都電荒川線をご利用になり、東池袋四丁目電停も観察されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、東京都都市整備局のHP、Google地図、Wikipedia)