こんばんは。

今日はNゲージ鉄道模型、昨日の続きで50系51形(51系)の話です。

 

50系客車の仲間ですが、耐寒耐雪を強化した北海道型、2重でサイズの小さい側窓、台車に付く車軸発電機がギヤ式(50系はベルト式)などが特徴です。”50系51形”と呼ばれますが長いので以下”51系”と表記します。

 

車両はKATOの10-1306 セット5両に、5245;オハ51を2両、5246;オハフ51を1両単品でプラスして、8両編成を組みます。2016年に購入した記録が残っていました。

 

ここで実車写真を..ED76 518の牽引する51系客車、撮影していますし乗車もした懐かしい車両、ということで模型で導入しています。この写真の頃は朝晩の輸送力列車?として、客車8両で運転されていました。模型もこれに両数を合わせています。3両目に3ドア改造のオハ51が見られますね。

1994/10 函館本線 豊幌駅 931レ

 

上よりだいぶ古い写真、この頃はオハフ-オハ-オハ-オハフ の4連が基本、模型はこれを2編成繋げたイメージとしました。

1988/08 函館本線 砂川駅付近 834レ

 

ED76だけでなく、DD51牽引も似合いますね。

1988/08 函館本線 砂川駅 2928レ

 

模型弄りは、先ず編成端に装備のジャンパ栓、今まで適当なのを付けていましたが、これを取っ払ってKATOのスハネフ14ジャンパ栓(Z05-1787)を加工したものに取り換えました。

何をやったかというと、左;50系に対し右;51系は左内側のジャンパ栓及びケーブルと、右内側のジャンパ栓削り落とし、減らしています。実車写真よりこうしました。ジャンパ栓は電気連結器の一種、EG(電気暖房)対応の50系に対しこれを持たない51系は少ないんだろうな と思い調べたら案の定でした。ブレーキホースやSGホース(多分小樽方のみ)も装備したいところですが、連結器との位置取りが微妙なので今回は施工しませんでした。

 

唯一51系の後追い実車写真がありました。最初の実車写真と同じ931レ、豊幌駅に停車し発車して行くところです。左端のジャンパ栓ケーブルは1本であることが分かります。連結器右脇から出ているのがブレーキホースとSGホースと思われます。これの再現も考えてみようかな。

 

模型では単品オハ51を2両入れているので、これらだけ車番がダブります。そこで1両をオハ51 39に改番しています。51系用ではなく、他形式のインレタ(レボリューションファクトリー)を使用、”オハ51”を残して続く車番のみ消去して、”39”を転写しました。

サボも最近自分の中で流行っている自作インクジェット印刷シールを貼付け、”小樽”行にしました。全車貼付け済みです。

 

今回サボを印刷したシール紙です。虫みたいな字の大きさですが、左上、青白印刷のものを使っています。他の編成用サボも印刷しています。

これ、すっかりマイブームでして(笑)、写真はA4縦のシール紙に印刷しているのですが、テストも兼ねて色々と印刷しては切り落としを繰り返しているうちに、だいぶ縦方向が短くなってきました。

プリンターに給紙できなくなったら縦横逆転してキャビネとかハガキサイズ?で印刷するようにします。こうしてなるべく無駄無く使いたいと思います。

 

続いてこれも”恒例”?の自作室内灯化です。以前書きましたがKATOの50、51系はオハフにウェイトが入っておらず、軽すぎて集電に不安があるため、写真のように屋根にウェイトを仕込んで重量増を図っています。このため通常やるボディーと屋根パーツの間に挟み込むというやり方が出来ず、ウェイトの下にテープLEDを貼ることになります。50系では薄手のテープLEDを貼る予定ですが、51系には厚手を採用しました。

 

2mmプラ棒を左右に貼付け、その下に0.3mmプラ板を貼って屋根を構成します。

写真はオハ51、こちらもウェイトを入れていたので同じ方法にしました。オハには座席下にもウェイトが入っているのですが、屋根にも入っていたので、何かしら安定に不安があったのでしょう。経緯は忘れちゃいましたが、わざわざ入れていたので”何か”があったんだと思います。

 

厚手テープLEDを使えたのは50系(左)と51系(右)にこれだけの窓高さの違いがあるから。

50系で同じことをやったら窓から2mm角棒が見えちゃう筈です。どうも薄手の需要が高く、厚手が余りそうな気配なので、使える所には厚手を・・・ としました。

 

座席パーツには写真奥;自作化未施工のオハフ50のようにKATO純正の室内灯導光板を固定するため、一部座席背もたれから天井に向かって”棒”が伸びているなどいくつも棒が立っていますが、自作化してしまえばこれらは不要、切り落としています(手前)。室内がすっきりします。これが出来るのも自前テープLED化の良いところかな。

 

こうして整備を終えた51系客車8連、昨日記事にしたED76 522[空]牽引で運用に戻りました。サボを”小樽行”にしたのは、北海道らしい前パン走行の上り列車にしたかったからです。

 

最後にもう少し実車写真を..江別大橋を行くその”小樽行き”ED76 522牽引の51系8連です。

車体にもパンタにも架線柱、ビームをかけないのが非常に困難なアングルと感じていました。

1994/08 函館本線 豊幌-江別 932レ

 

そこで?上のリベンジ撮影、これでギリだったかな。天気がイマイチで空と客車側面が飛び気味ですが。これも522号機牽引、模型もこの機番にしたのは撮影回数が多かったから です。

これ、最後の活躍をする姿です。同年12月の改正で客レは廃止、ED76 500も職を失って、海峡線用に改造された551号機を除き、全車廃車になっています。

1994/10 函館本線 豊幌-江別 932レ

 

早期に引退になった車両ですが、最後の活躍を撮影し、乗車する機会のあった車両、模型でその姿を留めて行きたいと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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