因幡の姫様を訪ねて 1
7月後半のある日、福岡天神バスターミナルに来ています。
本州方面の夜行バスが発車していく6番ホーム
ふだんは多くの人でにぎわう天神バスターミナルですが、今日は人影はまばらです。
これもコロナの影響でしょうか、
通常なら夏休みだが、まだ多くの学校では授業も続いているし、
そんなコロナが流行している中でも青春18きっぷの季節はやってきました。
これから鳥取のほうへ向かいます。
マスクを着用し、アルコール消毒液を持参してきました。もちろん「接待を伴う飲食店」なんぞ近寄りも致しません。
そして入ってきた米子・鳥取行き「大山号」、これでまずは鳥取駅へ向かいます。
今日は日本交通の運行です
「大山号」は日本交通と日ノ丸自動車の共同運行ですが、両社とも鳥取側の会社です。
福岡側ではかつては西鉄が運行に参加してました。現在では運行自体からは撤退してますが、乗車券の予約・発券、福岡到着後の車両整備・乗務員休憩などのサービスを提供しています。
しかし「日本」だの「日ノ丸」だの、実態は鳥取県のローカルバス会社なのにね・・
車内、夜行仕様の3列リクライニングシート。
コロナ対策のため中央席は使用されていません。また、ブランケットのサービスも中止されています。
スリッパはコロナ流行以前からありません。充電用コンセントは設置されています。
定刻22時5分にバスは発車、天神から乗った客はぼく一人だけでした。
バスは福岡市内を走ります。
今年はまだ梅雨明けしていなくて、福岡市でも雨が降り続いています。
博多駅バスターミナルに入ります。
博多駅で乗ってきたのは男性客一人だけ・・
バスは発車し、都市高速道路から九州自動車道に入って北九州市に向かいます。
そしてバスはいったん高速道を降りて北九州都市高速道路に入ります。
北九州市の砂津バスセンター、ここでの乗車客はありません。
そして小倉駅、ここでも乗車客はありませんでした。
結局、大きな車体に乗客は2人だけを乗せて鳥取に向かいます。
乗務している運転士さんは2名、この乗客2人だけののために、交代で夜通し運転するのか・・
例年なら夏休みに入った7月後半のこの時期、早めに予約取らないとすぐ満席になるというのに・・・
そのうち寝てしまいました。
目が覚めたのは4時30分ごろ。バスは山陰自動車道を日本海岸に向かって走っているようです。
そしてバスは宍道湖パーキングエリアに停車、時刻は5時過ぎ。
ここで15分間の開放休憩を行います。まだ雨は降り続いています。
そして人員確認を行って出発・・といっても乗客2人だけだが・・・
再び山陰自動車道を進みます。
そしてバスは一般道に入り、米子市内へ。
雨の中、定刻5時50分、米子駅に到着。
ここで博多から乗った男性客は降りていきました。
大きな車体に残されたぼく一人だけの乗客を乗せて、鳥取まで約2時間、走ります。
バスは雨の中、一般道を鳥取に向かって走っていきます。
バスの愛称名の由来となっている大山
雨の中、鳥取市内に入り、
そしてバス終点、鳥取駅へ
定刻7時55分、鳥取駅前のバスセンター着。
運転士さん、2名だけの乗客のために、本当にお疲れ様です。
鳥取駅。
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