昨日の記事の続きの記事になります。基本的に左側が先行量産車で右側が量産車の写真になります。

 

 こちらは車椅子スペースの向かい側のトイレ部分です。ここはトイレの他に補機室を兼ねています。ここは基本的に違いはありませんが先行量産車ではモニターが設置されていましたが量産車では省略されました。そして営業運転投入にあたって先行量産車でも撤去されてしまいました。そのため基本的には同じですが先行量産車にはモニターを埋めたあとが残っています。

 また裾の部分には車椅子やベビーカーがあたっても傷がつかないようにプロテクターが量産車では追加されています。

 

 トイレの部分は先行量産車でもフローリングではないため中身に違いはありません。壁に描かれている柄なども全く一緒です。

 

 こちらはトイレがない1000番台と1100/1200番台の補機室です。こちらはモニターが設置されていなかったため違いは裾のプロテクターの有無ぐらいですね。

 

 

 こちらは扉の部分です。先行量産車では甲種時には塞がれていた足元照明が設置されほぼ同じものとなっています。扉の上には先行量産車では821系と同じようなモニター装置が設置されていましたが、量産車ではコストダウンのために省略されました。それに合わせるためか先行量産車でも撤去され今では路線図を上からはられています。

 

 運転席の後ろの部分はBEC819系300番台や821系と同じ扉の窓が拡大されたタイプとなっています。はっきり言ってこの部分は違いは全くありません。

 

 運転席部分です。ともに電車ベースのワンハンドルマスコンでメーターが縦に並んでいるのが特徴です。

 こうやって並べてみるとATS車上表示装置が先行量産車のみ設置されているのが特徴です。YC1系ではATS関連の表示はモニターに内蔵されているのですが先行量産車では不具合があったようで従来車につけられているものを流用しているようです。その関係か先行量産車はテプラだらけになっています。

 また、量産車ではモニターの上にTE装置が追加されています。これはBEC819系の0番台と300番台の差みたいですね。そのためそこに設置されていたワイパースイッチが下側に変更されています。防護無線機も接tの向きが違いますね。

 

 引きでみた画像では違いは殆どありませんが乗務員室扉の内側が壁と同じ青っぽいグレーから金属無地に変更されていますね。