日光駅のホームの先に伸びるレール…2019年・夏の鬼怒川温泉を歩く「完結編」
こんにちは。何ヶ月も更新ができないのを避けるために、このブログでは異色かつ違う方向にマニアックな「荒玉水道道路・徒歩踏破」を敢行・書きましたが、そのあとも天候不安定というか悪天候で7月が終わってしまいました。
そして8月、折しも梅雨が明けた日、「次の週末は天気が悪くても出かける」と気合を入れていました。
最近の自分の旅や散策とブログの方向性に疑問を持ち出したので。
原点回帰のの意味もあって「不満な終わり方、または未完のシリーズを完結させる」ことを優先することにしました。
これだけでも結構あります。
そこから新しい旅や散策を主題にすることにしました。
その意味もあって、
をきちんとしたかったのです。
帰りに長時間の待ち時間を潰すために、日光駅から帰路につくために寄ったその場所にあった謎。
まるで美濃赤坂駅のように、「全盛期の遺構」広い構内。
しかし、広大な貨物か留置線がスイッチバックっぽい構造。
何より、東武日光駅の直前で複線の東武線は線路がオーバーパスします。
この時は、戻りの宇都宮行きがすぐに出るので探索できませんでしたが、日光駅から延びた線路の正体は?
実は延長の野望があったのか、それとも横須賀線の久里浜駅のようなやたら長い不思議な電留線なのか。
非常に謎です。
地図を見ると薄い線が描かれてるだけですし、グーグルアースで見ても薮の中でわかりません。
これは現地に観に行くしかないというところで、自粛騒動。
未完のまま1年がたってしまいました。
まずやりたかった「日光駅の謎に納得して鬼怒川シリーズを完結」。
日光の場合、東武特急は浅草発のロスタイム、新幹線は距離が短く接続の悪さもあって圧倒的な所要時間短縮にならない。
そんなわけで、かつて同区間を走っていたかつての急行「なすの」と、所要時間が変わらない湘南新宿ライナーの快速で宇都宮まで行くことにしました。
それがかえってよかったです。
ちょうど日光線開通130周年のキャンペーンをやっていたので。
専用塗装とはいえ、日光線はロングシートの205系はなんとかならんのかなあ。
名物車両の「いろは」には当たらなくて残念。
とはいえ、205系ってこんなに飛ばすっけという走りは気持ちよかったです。
以前は暗くなってしまい駅などの様子がわかりませんでしたが、主要駅に残る「全盛期の跡」が興味深いです。
路線は比較的高いところを走っているので、田園や山林の車窓も気持ちよかったです。
日光の手前で東武日光線や日光街道、日光宇都宮道路と、新旧の交通路が併走するところは面白いです。
そして上り坂を登りきったところが終点日光。
駅の手前に広い貨物側線だったのか電留線だったのか広大な敷地が広がっています。
現在は使われているのかわかりませんが、単線の線路が1本。
電車は複線の1番線に到着。というか、そのホームしか使われてないようです。
電車が止まった先にもホームが続いています。10両対応くらいしてそうです。
この辺りも「昔の繁栄」のあとでしょうか。
レールは東武線の下をくぐって続いています。
なんとホームも続いているのでした。
日光駅の伸びるレールの謎は東武線の下まで歩いてきた時、解明されてしまいました。
ホームがずっと続いていて、ポイントがあり、その先でレールは終わっていました。
謎の元は、なんてことはない、ホームがやたらと長かったということです。
1年の謎は15分で解決してしまいました。
これは推測ですが、、昔は機関車牽引が主流だったため、広い平らな場所は車両の留置や貨物扱いをしていたのではと。
そして列車はホームに入っていき、この長いホームで機回しをして宇都宮へ出発していってた、その跡ではないかと。
久里浜の横須賀線の線路と同じように、延長の野望はなかったのではないかと。
まあ、謎の解決なんてそんなものでしょう。
「机の上で理屈こねて考えてる時間があったら、現場を見てこい」です。
まさに「現場主義」。
2019年・夏の鬼怒川温泉編はこれで本当に完結しました。
駅前食堂でオススメの「湯葉御膳」を。
これが1500円ならコスパがいいし、美味しゅうございました。
次回から、この日の一風変わった日帰り旅鉄を書いていこうと思います。
今回も読んでいただきありがとうございます。